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2018年02月24日 15時25分 JST | 更新 2018年02月24日 15時33分 JST

「正直、超不安」それでも浜田ブリトニーが "シングルマザー" を選んだ理由

「シングルマザーや未婚でも子育てできるという見本になりたい」と語った。

AbemaTIMES

今週、妊娠を突然発表した漫画家・タレントの浜田ブリトニー。さらに世間を驚かせたのは「シングルマザーで出産する」ということだった。

 2006年にデビューし、家を持たない"現役ホームレス漫画家"として、渋谷のギャルをリアルな目線で描いた『パギャル!』がヒット。一時は芸能界から退いたものの、2012年には漫画の制作やタレント事業などを行う株式会社PIECE EIGHTを立ち上げ、現在は社長としても活躍している。

■同じ悩みを持っている人たちに発信していきたい

 昨年、患っていた「子宮頚部高度異形成」という病気が完治したことから、子どもが欲しいと思うようになったという浜田。

「当時お付き合いしていた彼氏がいて、同棲もしていた。結婚するという話になって、そのまま子どもを作ろうとした。妊娠してから彼と話し合って結婚の価値観が違うかなと思って、一旦離れ離れになった。これから先、お互い"責任感がない"と言われることもあると思うが、話し合った上でのこと。準備期間も必要だし、産まれてから上手く行かなかったでは大変。子どもは敏感なので、親のメンタルが崩れるのも良くない。だから早めに決断した方がいいと思った。安定期に入り、やっとみんなにも言えるということで気持ちも楽になり、今はすごくハッピー。正直、もっと冷たく当たられると思っていたが、発表後、同じ境遇の人からたくさんの応援メッセージをもらった。言えないだけでたくさんいるんじゃないかな」。

仕事と育児の両立や貧困の問題など、シングルマザーには数多くの困難が待ち受けており、社会問題化している。そんな中、あえてシングルマザーという道を選んだのはなぜなのか。

 「正直、超不安。やっぱり結婚した方がいいかな、お金は大丈夫かな、仕事は大丈夫かなと。父親がいることは大事だと思うし、世間的には"それはどうなの?"っていう意見もあると思うが、それでもシングルマザーや未婚の方でもしっかり育てられる見本になれればと思った。この子を幸せにするためには、仕事もプライベートもしっかりして、何を言われても大丈夫な自分を作っていかないと行けない。漫画家・イラストレーターは子どもの傍で仕事ができるので、今回の決断や子育てについて、同じ悩みを持っている人たちに発信していきたい」。

■シングルマザーに厳しい日本社会

 日本の全世帯数(5747万世帯)のうち、母子世帯の数は123.2万世帯と、父子世帯数(18.7万世帯)に比べ、シングルマザーの率は遥かに高い。母子家庭になった理由としてもっとも多かったのが「離婚」(79.5%)で、「未婚の母」(8.7%)、「死別」(8.0%)と続く。

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 自身もシングルマザーで、3度の離婚経験を持つ家庭問題カウンセラーの新川てるえ氏は「私の場合、"妊娠している以上、別れてはいけない"という思いがあったが、シングルマザーになるという選択肢もありだと思う」と、浜田の決断を支持。「今は"共同養育"の考え方もあるし、別れた後にお父さんがしっかり養育費を払って面会交流をし、一緒に育てているケースもある。お父さんがいなくてかわいそうだとは一概には言えない」。

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その上で新川氏は「日本はシングルマザーには非常に厳しい社会。正規雇用率も4割にも満たないので、平均年収も低い。そういった中で本当に頑張っている人が多い。また、離婚率も増えているが再婚率も増えていて、恋愛に前向きなシングルマザーも多い。ただ、新たに家族になったステップファミリーにはトラブルも起こりうるので、"再婚できてよかったね"ではなく、その先の問題にも気をつけなければいけない」と指摘した。

■情報を取りに行くことが重要

社会問題を伝えるメディア「リディラバジャーナル」の安部敏樹氏は、制度面に残る課題を指摘する。「寡婦控除という制度があるが、これは離婚・死別した女性へのサポートが厚く、今回のように未婚のままお母さんになった場合は不利になってしまう。結婚を経ていないシングルマザーもしっかり支援を受けられる形にしていかなければいけないし、さらに家族の形も多様化する中、ひとり親家庭だって変じゃないよね、という意識で社会がサポートしていくことが少子化対策の観点でも必要だ」。

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「東洋経済オンライン」の山田俊浩編集長は「貧困女性のルポを連載しているが、えっと驚くような、それフィクションじゃないのと思うような事が起こる背景には、そもそも制度を知らなかった、というケースが多い。なんとか世間と繋がって物事を知っていれば解決するような問題もある」と話す。

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新川氏も「私も無利子で借りられる就学援助の存在を知り、子どもを大学に行かせることができた。行政が教えてくれない様々な支援がある。ネットワークがあったり相談できる人がいたりすれば、ここまでは追い詰められなかっただろうという事件もある」と話した。

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「もしきっかけがあれば結婚してもいいと思うが、"こういった生き方もあるよ"ということを示して、未婚であっても暮らしやすい、明るい世の中を作っていけたらいいと思う」と話す浜田。彼女の問いかけによって、社会が少しずつ変わっていくのかもしれない。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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(2018年2月23日AbemaTIMES『「シングルマザーや未婚でも子育てできるという見本になりたい」浜田ブリトニーと考える"ひとり親支援"』より転載)

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