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2018年06月15日 08時48分 JST | 更新 2018年06月15日 08時48分 JST

SNSで爆発する若者ことば「○○み」 その便利さはどこにある?

この「〜み」が出現したのは2007年頃で、最初期の主に「つらみ」「ねむみ」の二語が使われていたという。

SNSなどで頻繁に目にするようになった、「やばみ」「うれしみ」「たべたみ」など、「〜み」の語尾につける若者ことば。例文としては、

 (1)今年の花粉は「やばみ」を感じる

 (2)卒業が確定して今とても「うれしみ」が深い

 (3)夜中だけどラーメン「たべたみ」ある

 (4)その気持ちわかる!わかる!「わかりみ」しかない

といったものがあり、インターネット上では、日本語の研究機関である国立国語研究所による分析も話題になっている。

AbemaTV『AbemaPrime』に出演した若者言葉を研究する宇野和氏(お茶の水女子大学大学院)によると、この「〜み」が出現したのは2007年頃で、最初期の主に「つらみ」「ねむみ」の二語が使われていたという。その後、「つらい」「ねむい」といった単語にも「〜み」が付けられ、単語の数は増えていった。

「例えば『死にたい』というのは感情を表す言葉で、それ自体の意味が強く気軽にツイートしたりはできない。そこで『死にたみ』として"名詞化"することで面白さや印象をやわらげる効果が出る。婉曲化とも言うが、死にたいという感情があたかも自分の外にあるかのように距離を取って、意味をやわらげることができる。そこがとても便利なので、SNSで使われるのだろう」

また、「〜さ」ではなく「〜み」が付けられている理由について宇野氏は「甘み=甘い味、丸み=丸い形などでもわかるように"自分の感覚"をもとに表す用法なので、"私個人の感想です"という意味を含めることができる。だから『ママみ』という言葉は男の人を表現するときにも使うことができる。"私は感想だけど、ママのようだと思うんだ"と。また、そうだは思わない人も"個人の感想だから"と思えるので、炎上を防ぐ効果もあると思う」と指摘していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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