意外!世界一健康な国、シンガポール生活を始めて改善されたこと

海外生活の三本柱は「精神力」「体力」「柔軟性」。実はあまり知られていないかも知れませんが、シンガポールは世界の中で最も健康的な国なんです。

毎日が怒濤に過ぎていきますが、年明けという区切りをきっかけに歩んできた道を振り返ると、早くもシンガポール生活3年目が過ぎ去ろうとしていることに驚かされます。

海外生活の三本柱は「精神力」「体力」「柔軟性」!

最初は多くのことが手探りでしたが、どの国にいたとしても、海外生活を楽しく充実したものにするために大切なことは、すごくシンプルなことだと途中で気づかされました。

海外生活、グローバルに仕事をする上で、ある程度自分で気を遣って鍛えておきたいこと。それは、「精神力」「体力」「柔軟性」の3つだと、私は思っています。言葉を並べると、ヨガのようですね(笑)。

海外生活がきっかけで、体力づくりを始める

私が「体力」について意識したのは、シンガポールで働き始めてからです。小学生から高校生まで体育が一番苦手で、小学生の頃は朝礼でよく倒れていたし、一年に一度の組み体操のピラミッドで上に乗れたこと(しかも成績には反映されない)以外は、ビシッと決められたことが特にありませんでした(笑)。

でも、運動の好き嫌いに関わらず、体力や健康への気配りは、海外で生活する誰にとっても必須だと思います。気候や食事など、馴染みのない生活環境になることで、海外生活を始めた頃に体調を崩すという話はよく耳にします。

特にシンガポールは年中蒸し暑い気候でありながら、オフィス内は調整のきかない極度の寒さで、私も最初は喉をよく痛めていました。

また物理的環境の変化だけでなく、違う文化や仕事の仕方などでの悩み、新しい人間関係作り、人々の考え方の理解など、新しい環境に入った当初はさまざまなことにエネルギーを使うので、ストレスもつきものです。

世界一健康的な国、シンガポール

実はあまり知られていないかも知れませんが、シンガポールは世界の中で最も健康的な国なんです。国連、世界銀行、そして世界保健機関のデータ元に出されたBloombergによるランキングで、シンガポールは健康的な国として第一位となっています。(引用記事:Which are the world's healthiest countries?)

確かに、健康志向の人が多いだけでなく、国の仕組みなどを含むさまざまな要因が、人々のヘルシーな生活を創りだしているように思います。

アルコールやタバコへの関税の高さに加え、宗教も混在することから、日本のように「吞む」という文化が薄いです。「仕事終わりに一杯」という感覚が日本のように強くありませんし、お酒に対してコンサバな人が多い気がします。私も個人的にお酒は好きですが、シンガポールに移ってから格段に吞む量や頻度は減っています。

異食文化を楽しみ、持続的な食生活を取り入れるバランスづくり

新しいもの好きのシンガポールでは、飲食店がよく入れ替わります。ヘルシーフードのブームは、最近インスタグラムなどのオンラインでも多く見られるトレンドのひとつです。

フランチャイズのサラダショップ「SALAD STOP!」はオフィスエリアに多く店舗を出しているので、私もちょくちょく行きます。人気は、ベース、具材、ドレッシングを選択してカスタマイズ・サラダを作れること。

スーパーフードのひとつ、アサイボールは私の大好きなデザートのひとつです! こちらも、お店が増えている気がします。決して安くはありませんが、おいしさと栄養効果の高さから、人気上昇中です。

その他、ハワイのPoke(ポキ)や、穀物と野菜を多めに入れた、どんぶりスタイルのオプションも人気を集めています。

日本ではバランス良く食べることが重視され、複数のおかず、季節のお惣菜、小麦より消化の良いお米中心の食文化があり、自然と健康的な食べ物を気軽に摂取できる環境があります。

一方で、シンガポールは元来、味の濃い食べ物や油を多く使った中華料理、マレー料理など、日本食に比べると刺激の強い食文化が根付いています。

シンガポール育ちでない私にとっては、ローカルフードをどんなに楽しめても、長期的に生活するためには食への配慮が不可欠でした。外食でのヘルシーフードの選択肢は限られており値段も高めなので、自炊をするなど、できる範囲で健康に気を遣うようにもなりました。

体を動かし続けるには、飽きずに楽しむのがイチバン

私が運動を定期的にするようになったのも、運動が好きになったのも、シンガポールで仕事を始めたことがきっかけです。仕事ではパソコンに向かっていることがほとんどなので、今では運動をする日を最低でも週に2回入れないと、体がもちません。

仕事終わりに外で運動をする人も多く、ランニングだけでなく、ヨガ、ブートキャンプ、筋トレ、ピラテスなど、さまざまなエクササイズが野外で行われているのを目にします。

マリーナ・ベイ・サンズの真向かいのエリアはオフィス街なので、走ってからオフィスでシャワーを浴びて電車に乗るという人もいます。

とはいってもやはり暑いので、私は基本インドアでの運動を楽しんでいます。ジム通いも人気ですが、私は、加入しているジムやスポーツスタジオをビュッフェのようにその日に応じて選べるアプリを活用しています。

月額$99(約8000円)で、月に10回まで通えるプランにしていますが、多様な種類のクラスのおかげで、飽きやすい私も続けられています!

アラブ・ストリートにある小さなヨガスタジオから、ジムのズンバのクラス、ポップな音楽をかけて1時間走りきるインドア・サイクリング・クラスなど、都度参加費を払うよりは断然お得です。

海外生活を楽しむために気をつけておきたいこと、それは意外にもすごくシンプルで基本的なこと。同時に、それらは持続的に維持しないと意味のないものでもあります。

だからこそ、身をおく環境や文化と自分を理解した上で、健康的に、心豊かに過ごせる、自分にとって心地よい方法を見つけられるといいですね。

ライター

Erisa

平成元年生まれ。都内の大学を単位ギリで卒業後シンガポールに渡り、米リサーチ企業入社。2015年秋より米大手IT企業に転職し、新な成長痛に奮闘中。仕事も生活も、シンガポールでのいろんな人と文化に囲まれカラフルな日々。好きなものは、人・食べること・飲むこと・旅。

カフェとか可愛い要素皆無の海外就職の仕方、グローバルとキャリアについてのブログ『新卒海外就職啓蒙プロジェクト』

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