ミンガラバー! ミャンマーで探偵をしておりますPhilip D徳 Marloweです。
最大都市ヤンゴンばかりが注目されがちなミャンマーですが、真の魅力は地方にあります。人は優しく、物価は安い、そして自然が豊か......。日本で地方移住を検討している皆様、ミャンマーの地方のほうが断然物価も安く自然も豊かですよ。
この際、移住候補として検討してみるのはいかがでしょうか。今回は、私が体験した一泊二日・シャン州のカローを起点にインレー湖までのトレッキングについてご紹介します。
ミャンマーでトレッキング?
ミャンマーで体験できるトレッキングにはいくつかコースがありますが、私は今回、カローを選びました。各コースによって、宿泊先で出会える少数民族も異なるので、制覇してみるのも面白いかもしれません。
・カロー トレッキング
・ピンダヤ トレッキング
・インレー トレッキング
・チャイントン トレッキング
男4人旅が始まる
たまたま年末年始の連休を取って遊びに来てくれた友人を半ば強制的に参加させ、12月30日の早朝、長距離バスで8時間かけてヤンゴンからカローへ移動しました。ミャンマーの原風景を最初はワクワクした気持ちで眺めていましたが、数十分もすると同じ景観が続くようになり、後半はひたすら仮眠を取って体力温存。
カローでは今回一緒にトレッキングを回る友人と合流。昨年にインレー湖エリアのニャウンシェという地方で起業したイケメンS氏とインターンでミャンマーに来ている学生1名の計4名。まずは明日の健闘を祈って乾杯。
翌朝31日、午前9時にホテルを出発し、トレッキングスタート。
ガイドに付き従って、ひたすら歩きます。まるで冒険の序章。調子に乗った私はひたすらドラゴンクエストのフィールドの音楽を流し続けますが、唯一30代である私以外、誰もこの曲の素晴らしさを理解してくれません。しまいには、「D徳さん、ちょっと静かにしてもらえませんか?」と注意をされ、渋々音楽を止め、歩行に専念することに......。くー、寂しい。とは言え、最大都市ヤンゴンでの生活でささくれた私の心を、カローの景観や途中休憩で立ち寄った村々の人たちが癒してくれます。ありつくご飯も、とてつもなくおいしい。
電気のない村で新年を迎える
夕方まで歩き続け、その日は少数民族が暮らす村に民泊させていただきました。電気もほとんど通っていないので、夕方には辺り一面真っ暗になります。大晦日の夜を男4人、焚き火を囲んで暖を取りながら、新年を迎えるまでの数時間をのんびり過ごしました。なんと濃い大晦日でしょう。途中ガイドが用意してくれたチキンの丸焼きを、焚火でじっくり焼きながら食します。これがまた絶品。
翌朝の午後にはインレー湖に到着し、ボートで湖の周辺を巡りました。インレー湖では水上栽培によってトマトなどの野菜を作っていて、人々の穏やかな水上生活の営みを見学することができますよ。たった一泊二日の旅なのに満足度1000%! 当初はもう数日地方を巡る予定でしたが、この旅だけで満足しきってしまい、短期間の滞在でヤンゴンに戻りました。
2018年末も、別のコースでのトレッキングで年越ししたいと思えた旅でした。読者の皆さんにも自信をもってオススメします。
Ambassadorのプロフィール
D徳
福岡県出身。中学は1ヶ月のみ登校、高校は未進学。フリーターとなって全国を旅して回る傍、大検を取得し大学入学。09年の卒業後リクルート(現・リクルートライフスタイル)新卒入社。人口1万人の長野県小布施町役場に出向し、2年間、交流人口拡大と移住定住促進を担当。15年にリクルートを退職し、佐賀県庁に入庁。地方創生部門立上げ後、2016年3月に退職、突如フィリピン・セブ島へ。学生時代含め10年間携わってきた地域活性化の分野と日本から離れ、2016年4月よりミャンマーへ移り住む。