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2015年10月04日 00時29分 JST | 更新 2016年09月30日 18時12分 JST

リスクを負うからこそ見える世界がある! 後悔なき人生の選択肢としての新卒海外就職

ズバリ、「新卒で海外に来るって、実際どうなの?」について。私の実体験から、働いてみて感じたことをお伝えします。海外に飛び込んできてはいけない人とは?

週刊ABROADERS

今回は初回の記事に関連する話を紹介しようと思います。ズバリ、「新卒で海外に来るって、実際どうなの?」について。

私の実体験から、働いてみて感じたことをお伝えします!

"お金"、"やりがい"、"時間"。あなたが選ぶのはどれ?

ほとんどの人は新卒一括採用のシステムの就職活動を経て、日本の企業に新卒として採用されますよね。

しかし、私のような、新卒で海外で働く人も実は多いのです!

一般のレールに乗った人からは、「最初から海外で働けるなんて羨ましいな〜」なんて言われますが、それは表面的な話で、新卒で海外に飛び込んでくるのはマイナスな面も少なからず存在すると私は感じています。

仮に、目の前の選択肢が"お金"、"やりがい"、"時間"の3つだとします。

あなたはどれを取捨選択して生きることができるのでしょうか。

正直、全てを満たせる生き方を手にすることはなかなか難しいです。

特に現地採用として働く場合、給料は日本より高くはありませんが、早くから海外で働くやりがいを感じることができると思いますし、日本のように残業はありません。

この場合、"お金"という選択肢を捨てて、他の2つを手にすることになります。

一方、日本の大企業や大手企業で働く人はどうなのでしょうか。

私が最近読んだドラッカーの『マネジメント』には下記のような記述があったので引用します。

強力なリーダーを育てるようには見えない。凡庸なために選ばれ、波風を立てない小心なものを育成する上で理想的に見える。(P.68)

給与はよく、待遇も良い。仕事、挑戦、機会がなかった。

忙しいだけだった。仕事ではなく、互いに作用し合うことに忙しかった。(P.142)

日本の大企業で働くことは、給与をたくさんもらうことはできても、海外で感じられるようなやりがいを感じたり、自由な時間を確保したりすることが比較的難しいのかもしれません。

実際働いたことがない私の中での単なるイメージに過ぎないので、気を悪くしないでくださいね!

駐在員と現地採用における2つの大きな違い

駐在員として海外で働くのは、一番待遇面としては申し分ないと現地採用の立場から感じます。

しかし、駐在員の場合、現地採用と大きく異なるのはモチベーションと期間。

モチベーションに関しては、自分で行きたい国を自主的に選んでその国で働く現地採用の人たちに対し、駐在員はどうしても会社からの指示のもと荒波立てずに任務を遂行することが求められると感じています。

そのため、自主的に飛び込んできている現地採用の人の方がモチベーションは高い傾向が見受けられます。

期間に関しても、現地採用の人は特に期間は設けられていません。

自分の好きなタイミングで海外で働き、好きなタイミングで次のステップに進むことができますが、駐在員の方はあらかじめ1年、3年、5年などと期間が決まっています(とはいえ10年以上いらっしゃる方もいますが......)。

以上の2者の違いを踏まえた上で、それでも「新卒で海外に飛び込んで働くのはどうなのか」をメリットとデメリットに分けてお伝えします。

海外就職をしてから待ち受ける3つの壁

悪い話からした方が良いと思うので、まずはデメリットを3つ!

1.給与が低い

もちろん国によって日本人の給与水準が異なりますし、エンジニアなど初めから手に職を持った人によっては高い給料をもらえますが、基本的に給与は低いです。

初めから給与を求めるのであれば、海外就職は即座に諦めてください。

なぜなら、必ず給与面の不満で仕事を辞めることになるからです。

そうなると、会社に迷惑をかけることになりますし、何よりキャリアに傷がつくのでご注意を!

2.日本での就労経験がない

海外就職をすると基本的に営業担当になると思いますが、クライアントは長年日本で経験を積まれてきた方が大半になります。

クライアントである彼らは日本での働き方がベースになっているため、新卒海外就職組に日本のビジネスマナーが欠如していれば嫌な顔をされますし、若さゆえに舐められることにつながります。

3.同期が少ない

日本で就職すると、同期が数百人の規模になる企業も多いでは?

しかし、新卒で海外就職する場合、入社するのはあなただけの可能性が非常に高いです。

隣の芝は青い、日本で働いている人たちが羨ましく見えるかもしれませんね。

それだけではなく、自分が同世代の中でどのような立ち位置にいるのかがあまりわかりません。

私は一時期それで悩みました(悩んだ時間は無駄だったと今では思います)。

若いうちから海外で働くことで得られるもの

他にもデメリットはあるかと思いますが、この程度におさめ、次はメリットです!

1.良いプレッシャーを感じながら働くことができる!

海外インターンも流行りではありますが、学生のまま一時的に働くスタイルより、海外就職は背水の陣の崖っぷちの人生を背負っています。何せ生活がかかっているので!!

しかし、その分良い意味でのプレッシャーを感じ、若いうちから海外で働くことができるのです。

みなさんの周りで1年目から海外で働いている人はいらっしゃいますか?

実際、私の周りにはひとりもいません。それでも行く価値はあると感じています。

2.「裁量権欲しいです!」系のあなたはバッチリ!

就活生がよく口にする「裁量権」。「そんなに欲しいのであれば海外で働こう!」 と私なら彼らに言い返します。

海外では人員が足りず、日本の大きな組織みたいに分業制にはなっていないことが多く、ひとり当たりの業務の担当量が多いのが現状。

それだけではなく、新卒の若手が自分でプロジェクトを動かすことだって大いにありえます。

私の場合、法人営業のみならず、会社のウェブサイト運営、FB運営、記事作成、広告運用といったウェブマーケティングも担当。

営業時間外に時間を割くことは日常茶飯事ですが、私もいわゆる「裁量権欲しいです!」系男子なので、喜んで仕事を引き受けています。

3.夢を分かち合える同志と出会える機会がある!

同じくらいの年齢で、同じような仕事をしている人たちに会えると嬉しいですよね!

海外で働いてみると同じ境遇の方たちと出会う機会が豊富です。

しかも夢を持って働きに来ている同志が多いんです!

起業を考えている人にも高確率で出会えます。

そのような方たちと夢を共に語り、切磋琢磨し、刺激をし合う。

私が今住んでいるホーチミンには「げんさいの会(現地採用の会)」や「ホーチミン平成会」なるものが存在しているので、参加してみれば何か良い出会いがあるかもしれません!

ここまで我慢強く読んで頂いた読者の方、いかがでしょうか? 印象は変わりましたか?

そんなに甘い世界ではないことは事実ですが、かといって楽しくないわけがないです。

むしろ、プラスに働くことが多く感じます。

最近読んだ記事には、最初の進路を選択するときに「経済的成功」を求めた人はほとんどその夢を達成することができなかった一方、「夢」を求めた人の方が結果的に経済的成功をおさめた、という内容がありました。

20代から貯蓄に走るのはやめて、自分のやりたいことをやってみるのもアリじゃないかと思いますし、そういう方がいたら全力で応援します。

リスクを負ってでも素直に生きることで、道は開ける!

最後に、「新卒で海外就職した人のその後の進路って何があるんだろう?」って考えてみたことありますか?

軽くお伝えすると、

・その会社の中で出世(むしろ日本採用に切り替えもありえる)

・身につけたスキルや経験を生かして日本で就職(駐在員候補として採用されることもある)

・起業?

とまあ多種多様ではありますが、一生懸命働いた人には道は開けるに違いありません。

リスクを負わない限りゲインは手に入りません。リスクを負ったからこそ見える世界があります。

まだまだ海外慣れしていない日本人が多い中、どうやって差別化を図りますか?

自分の信条に素直に従ってみる人生を送ることも考えてみてはいかがでしょうか。

その方法の一つとして「海外就職」を検討して頂けたら幸いです。

ライター

吉川 真人/Makoto Yoshikawa

同志社大学卒業。17歳の時に3年間一言も話さなかった父親と死別し、思ったら即行動を心掛けるようになる。大学3年時に休学し、1年間北京に留学をする。その結果、早くから海外で経験を積む事を心に決める。紆余曲折があり、現在ベトナムの人材紹介会社で修行中。鎖国した日本を開国させることが目標。

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