ヤンゴンと福岡が姉妹都市だって知ってた?ミャンマーの片隅で、故郷・福岡の先取性を感じた話

お待ちかね!
筆者、福岡市長の高島氏と
筆者、福岡市長の高島氏と
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ミンガラバー!ヤンゴンで探偵をしております、フィリップ・D徳・マーロウです。

中央による「地方創生の大号令」が、いつの間にか「働き方改革」へとしれっとシフトしつつあるのを傍目から眺める昨今ですが、日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

あと数年もすれば浮上する地域と沈む地域の明暗がくっきり分かれるところではあるかと思いますが、今回は全国の地方都市の中で最もポテンシャルを秘め、先頭を爆走中である福岡市についてご紹介します。ちなみに私の故郷でもあります。

ヤンゴン市と福岡市の姉妹都市締結イベント開催!

D徳

昨年、福岡市と、ミャンマー最大都市ヤンゴン市が、姉妹都市の締結を行ったことはご存知でしょうか?

先の11月には、その姉妹都市締結を記念して「福岡PRイベント」が、こちらで最新のショッピングモールJunction Cityで開催されました。

ミャンマーを愛し、また地元福岡を愛する私としては感無量といいますか、私がミャンマーへと導かれた理由を理解したようなしてないような、何も関係ないような、あるような運命を感じた次第です。

一時だけ私が佐賀県庁職員の端くれであった時、ラストフロンティアと呼ばれるミャンマーとなんとかお近づきになりたくて、プライベートでミャンマーのチャイティーオーまで訪れたことがございます。仏陀の毛髪による不思議な力によって支えられているゴールデンロックの前で、「ロマンシング・サガ」というゲームと佐賀県がコラボした羊羹「ロマンシング・佐賀」を携え、記念写真撮影を敢行しました。

そんな経験があったものですから、このような形で地元福岡とミャンマーが繋がるなんて、喜びもひとしお。遥々ミャンマーまで訪ねてきた甲斐があったと感慨に耽りながらイベント開催を今か今かと待っていたのであります。

ちなみに「ロマンシング・サガ」の続編が「サガ・フロンティア」というタイトルでして、これに運命を感じ、佐賀県とフロンティア・ミャンマーは繋がるべきだとひとりで訴えていたのであります。

高島市長が来た!ド派手な和太鼓演奏に大興奮!一風堂に大行列!!

D徳

イベント当日は会場には埋め尽くす人! 人! 人!

私もこれまで数多くのイベントをミャンマーで見てきましたが、これほどの期待を感じたイベントは未だかつてありません。ヤンゴン市長のマウン・マウン・ソー氏の挨拶から始まり、高島市長のスピーチへ。福岡市の魅力やヤンゴンに対する印象などについてユーモアを交え語っておられました。

そしてお待ちかね! 福岡を拠点に活動する、和太鼓を中心としたプロの和楽団「マーベラス」の方々による和太鼓演奏。おそらく人生で初めて目にする和太鼓演奏にミャンマーの人々は釘付け。一風堂のラーメンの振る舞いでは、途切れることなく列が続き、大盛況でした。

ミャンマーは、歴史的に第二次世界大戦時からも深く日本と関わりがあり、また宗教や国民性なども似通っている部分が多く、決して遠い国ではございません。これから大きく成長が期待されるミャンマーと私が生まれ育った福岡市とが繋がり、そのような記念すべき場に立ち会えたことを光栄に思います。

これからの日本はアジアとの繋がりなくして発展はありません。真の地方創生は、海外への開国なくしては無し得ないのです。地方創生を実現したければ、まずはミャンマーに移住しましょう! ミャンマー創生こそが日本の再生へとつながります。ミャン創!

Ambassadorのプロフィール

D徳

D徳

福岡県出身。中学は1ヶ月のみ登校、高校は未進学。フリーターとなって全国を旅して回る傍、大検を取得し大学入学。09年の卒業後リクルート(現・リクルートライフスタイル)新卒入社。人口1万人の長野県小布施町役場に出向し、2年間、交流人口拡大と移住定住促進を担当。15年にリクルートを退職し、佐賀県庁に入庁。地方創生部門立上げ後、2016年3月に退職、突如フィリピン・セブ島へ。学生時代含め10年間携わってきた地域活性化の分野と日本から離れ、2016年4月よりミャンマーへ移り住む。

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