海外営業の求人ニーズが高まりを見せている。国内市場の成熟化などを背景に、各社がグローバル化を加速させているからだ。どのような業界において積極的に募集が行われているのか。メーカーだけではなく、広告関連、ヘルスケアサービスなども。海外営業に求められる人材要件とあわせて具体的な求人を見ていこう。
市場における国際競争が激しさを増している昨今。そういったなかで求人ニーズの高まりを見せているのが海外営業だ。特に多く見受けられるのが自動車、電機、食品など、メーカーでの募集となっている。
大きく分けると、海外進出をさらに推し進めていくケース、これから積極的に海外展開を行なっていくケースがある。
後者でいえば「老舗特殊紙メーカー」などの募集も見受けられた。東南アジア開拓から、北米、ヨーロッパまで取引を拡大していくという。
その他、中国において国家プロジェクトに参画した広告会社の求人も。また世界的に急成長しているヘルスケア企業なども注目だ。
アジア新興国の急成長を背景に、新たに進出する企業も増えている。新たな市場をイチから開拓・創出していく――海外営業としてこういった役目を担うことも多いだろう。大手企業でも少数精鋭、大きな裁量のなかでチャレンジできるケースもある。
もちろん、海外営業に携わるうえで英語力は重視されるポイントの一つと言えるだろう。ビジネスレベルの英語力を求める求人も多いが、それと同時に大事になってくるのが、課題解決力、コミュニケーションなどのヒューマンスキル。日本とは異なる文化・商習慣を持つ海外の人と円滑に仕事を進めていくからだ。
今後さらなるグローバル化が予想される中、こうした経験は自身の市場価値を大いに高めてくれそうだ。
2018年9月現在、「ヤンマー」「クボタ」「タイガー魔法瓶」といった企業が海外営業のボジションを募集していた。また、世界シェア50%以上を占める精密機器メーカーでは、市場調査、戦略から販売まで幅広く担うミッションの求人があった。
現段階で海外営業として募集が行なわれている求人は200件以上、その大半が年収500万円以上の募集となっていた。また、マネージャークラスとなると、年収が1000万円以上になる求人も少なくない。営業職の中でも、海外営業の給与水準は比較的高めに設定されていると言えるそうだ。
既存の枠組みにとらわれず、イチから新しい道を切り開いていく。営業として挑戦のフィールドが広がっている。
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