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「難易度が高いと思える仕事だからこそ面白い」 新しい働き方を生み出すため、彼は走り続ける。

300超のWebサイト、2万回以上の改善をする『Kaizen Platform』の担当者は語る

WebサイトのUI改善を通じ、企業の事業成長を実現するサービス『Kaizen Platform』を運営するKaizen Platform。8,500名を超えるネット専門人材を抱えるプラットフォームが強みの一つだ。今回お話を伺ったのがアカウントエグゼクティブとして活躍する横堀将史さん(30)。スポーツITソリューションのリーディングカンパニーで事業部立ち上げと営業マネージャーを経験した後、2018年5月に同社へ転職した。彼を突き動かすのは「新しい社会の在り方を作りたい」という志だ。

『Kaizen Platform』は、企業の「Webサイト改善」に革命を起こしたサービスと言って良いだろう。

従来、WebサイトにおけるA/Bテスト(デザインのパターンを同時に展開・効果検証すること)は膨大な手間とコストがかかっていた。『Kaizen Platform』が革新的だったのは、"コード1行" 入れるだけでこれを実行可能にしたこと。

さらに、変更案をクラウド上のグロースハッカー(UI / UX改善のスキルを持つウェブデザイナーなど)から集められるなど、Webサイトにおける一連の最適化を『Kaizen Platform』のプラットフォーム上で手軽に行なうことを可能とした。

今、あらゆる企業においてサービスのWebサイトなどの効果が事業成功のカギを握る時代。たとえば、ECサイトであれば、ボタンの位置やサイズ、色、メッセージ、フォームの文言などの変化が、CVR(コンバージョン率)に大きな影響を及ぼす。つまり、サイトの最適化が売上に直結するというわけだ。こうした中、同サービスは300を超える企業における20,000回以上の「Webサイト改善」を手がけている。

人材不足で事業のスピードを止めてはならない

そして2018年5月、同社が新たにリリースしたのが「KAIZEN TEAM for X」だ。このサービスはデジタルマーケティングにおける課題解決を担うチームをクラウド上に構築し、企業に提供するというもの。チームには、Kaizen Platformが培ってきた8,500人を超えるグロースハッカーネットワークの中から、案件ごとに最適な人材がアサインされる。

「KAIZEN TEAM for X」 デジタルマーケティングに関する課題の分析、プランニング、広告クリエイティブの改善などを手がけるチームを仮想的に構築することができるサービス。Kaizen Platformが構築してきた、8,500人を超えるネット専門人材ネットワークからクラウドソーシング方式で集められる。広告クリエイティブに強い「TEAM for Ads」とサイト改善からCVR、LTV向上までを請け負う「TEAM for CRO」の2サービスを提供。

「今、多くの企業様においてネット専門人材が不足しています。色々なツールは増えているけれども、人材がいなければそもそも、十分に運用できない。 私たちにはこれまでに構築してきたサイト改善における専門人材、グロースハッカーの豊富なネットワークがある。私たちだからこそできることだと考えています」

こう語ってくれたのが、同社のアカウントエグゼクティブとして働く横堀将史さん(30)。その表情には大きな自信が伺える。

「Kaizen Platformでは、1案件ごとに、20~30人のチームを構築し、企業のデジタルマーケティング課題に取り組んでいきます。通常、この規模のマーケティングチームをつくろうとなると、膨大な時間と金額がかかりますが、私たちのプラットフォームなら企画、調整、制作を一元管理でき、効率的に改善活動を行なうことができます。また、我々はお客様の業界や課題に合わせて、その領域に強い最適なチームを組むことができる。私たちのチームと一緒に急速にPDCAを回すことで、今まで気づけなかった知見を獲得していただくことができると考えています」

そして彼の口から語られたのが、「誰もやっていないことをマーケットに広めていく今だからこそ、Kaizen Platformで働くことはおもしろい」ということ。

横堀さんがこう語る理由に迫っていこう。

Kaizen Platformのサービスを導入する企業には、あらゆる業界におけるリーディングカンパニーが名を連ねている。

「私たちが主に提案をしていくのは、ナショナルクライアント。さらに言うと社長をはじめとした経営層に対してです。正直、自分自身、大手企業のこうしたレイヤーへの提案はこれまでそれほど経験がありませんでした」

つまり、求められるのは、これまでとは異なったスキルや視点だ。

「Webマーケティングは入り口でしかない。その先の経営課題を見抜いた提案を行なわないと納得してもらうことはできません。課題の探り方、仮説の立て方、コミュニケーションの設計はもちろん、顧客の事業における造詣を深めなければいけない。私も営業経験はそれなりにある方だと自負していますが、まだまだ勉強になることばかりです」

今、Kaizen Platformは第二創業期を迎え、さらなる事業拡大に向けてマーケットを切り開いているフェーズ。横堀さん自身、担う役割は大きいと感じている。

「企業様にどうアプローチをしていくのか、どういう提案をしていくのか、サービスをどうマーケットに広げていくのか、ある種、型のようなものはありません。課題を抽象化して整理していくことも自分でやらなければいけない。難しい課題を与えられているな、と感じています。今の状況をあえて言葉にするなら..."カオス"と言えるかもしれません(笑)」

同時に、彼の口からポジティブな言葉も伺うことができた。

「難易度が高いと思える仕事だからこそ、おもしろいんですよね」

アカウントエグゼクティブとともにプロジェクトを進めていくのが、カスタマーサクセスと呼ばれる部署。アナリストやプロジェクトマネージャー、テストプランナーなど担当ロールが違う人たちが所属し、顧客のプロジェクトを担当する。

同社では、顧客企業の課題解決のために最適な社内リソースのアサインを行ない、プロジェクトごとにチームをつくって対応していく。

「アカウントエグゼクティブ、カスタマーサクセス含め、週1回定例でミーティングを行なっています。そこでは、顧客に対してどうアプローチしていくのか、どういった方法で課題を解決していくのかそれぞれが意見を出し合っていく。当たり前ですがアカウントエグゼクティブやカスタマーサクセスを含めた全員が、顧客ファーストの意識を共有しています。だからこそ、課題解決のための手法は問わない。今あるリソースにとらわれず、必要があれば外部のパートナーを巻き込んだりして最適な方法をそれぞれが提案していきます」

さらに、横堀さんから伺えたのが、社内にいる人材の共通項について。

「戦闘力が高い人が多いように感じています。どんな状況でも切り抜けられる強さ、そして冷静さを持っているとも言えるかもしれません。Kaizen Platformのようなベンチャーフェーズの会社は特に変化が激しい。ただ、そのスピード感の中でも常にやることは一緒。冷静にファクトを見つめ、課題の仮説を立てて、それを圧倒的な行動力で検証し結果を出していく。そういう意味で戦闘力が高い人が多いと思います」

そして取材は終盤へ。彼のモチベーションの源泉について伺うことができた。

「”危機感”が一つあるのかもしれません。どんなに成果を出しても、頑張っても『このままでいいのか』『成長できているのか』と不安になります」

その背景には、学生時代に感じた悔しさがあるのかもしれないと語ってくれた。

「学生時代から、部活だったり、勉強だったり、どれだけ頑張っても1位になれない、うまくいかないという悔しさを経験してきました。おそらく、誰しも経験があることかと思います。今私にとって、その悔しさを解消するのが仕事なのかもしれません。だからこそ、社会人になってから自分にも、他人にも”絶対に負けない”という気持ちで走り続けられているのだと思います」

そして最後に伺えたのが、彼の目指す目標について。

「私たちにとって、デジタルマーケティングは一つの手法でしかありません。目指すのは、その先にある『雇用契約を前提としない21世紀の新しい働き方と雇用の創出』です。私自身、その目標に向かって走り続けていきたいですね」

最適化されたマーケティングチームをアウトソースし、従来の雇用に縛られない新たな働き方を実現する。「誰もやったことがない」彼の挑戦はこれからも続いていく。

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