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銀行界を襲うリストラの波。若手行員はどこへ行く?数字を武器に戦える職種とは

安定の銀行員の時代は、終わった。

2018年に入ってからも話題となっているのが、銀行における人員削減や再編など。銀行出身の若手人材たちはどういった職種への転職を行なっているのだろうか。その選択肢について見ていきたい。

銀行で働く若手、そのなかでも多くを占めるのが、フィナンシャルプランナーやアドバイザーなどいわゆる「営業職」。当然、異業界における営業職も転職先の選択肢の一つとなっている。

たとえば、「金融機関」が提案先となるようなIT・ソフトウェア業界、人材・教育業界、広告業界など。その他にも法律や不動産など「金融」と深い関わりを持つ業界も少なくない。特に営業としてのスキルアップを目指したり、キャリアを重ねたいと考える方にとっては、「金融機関を顧客とする企業」といった軸で転職先を検討してみるのも手だ。

もうひとつ銀行出身者たちの選択肢になり得るのが経理・財務としてのキャリアだ。たとえば、銀行時代に法人を担当していれば、当然決算書などを読み、顧客の経営状態を把握・分析していく。そういった知識や経験が役に立つケースがある。

たとえば、求人情報のなかで、銀行での経験を求めていることが明示されているケースも。2018年1月現在、海外30ヶ所以上に拠点を持つ、総合商社における財務職の求人なども見受けられた。

また給与ベースでみると一時的には下がってしまう可能性もあるが、小規模な企業で経験を積むといった選択をする経験者もいる。転職理由として多いのが、資金調達や金融機関との折衝など、経験の幅を広げられるというものだ。

また、職種経験を問わず、経営企画職を募集している企業が見受けられた。募集企業の一例としては、「医療」「デジタルマーケティング」「化粧品」のベンチャー企業など。ファイナンスの観点から新規事業やM&Aなどに携われる可能性も。より経営に近い距離で働きたい方にとっては選択肢となりそうだ。

最後に見ていきたいのが、コンサルタントへの転職だ。ここ数年、ビジネスが複雑化するなか、コンサルタントの求人ニーズが高まりを見せている。当然、金融機関が顧客やパートナーとなるケースも多い。銀行をはじめ金融機関での経験が活かせるケースもあるだろう。

AIによる業務自動化、仮想通貨など新たな事業開拓も進む金融業界。銀行という枠組みではなく、多岐にわたるビジネスや市場を見たいといった方にとってコンサルタントもひとつの道。ぜひ参考にしてみてほしい。

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