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VTuberって何? 4年後には市場規模500億円超の試算も

IT企業各社が人材確保を始めています

2017年末ごろから、急速な盛り上がりを見せているバーチャルYouTuber(通称:VTuber)。2018年6月現在、ドワンゴ、サイバーエージェント、グリーなどがVTuber関連事業をスタートさせると発表。注目度の高さが伺える。なぜ、これほど注目されているのか? ビジネスの可能性とは? 募集求人とともに見ていこう。

そもそも、VTuberとはどういったものなのか。

端的に言うと、3Dモデルのキャラクターを通してYouTubeなどの動画プラットフォームで動画配信を行なう動画配信者(キャラクター)のことだ。

ユニークなのは、その配信システム。

配信者が体に取り付けたモーションキャプチャーやカメラの画像認識技術などにより、表情や動きが即座にキャラクターに反映される。つまり、配信者の動きや声により、キャラクターは自由自在に動く。生配信などで視聴者とコミュニケーションを取ることも可能だ。

今や、多くのVTuberが生まれ、多くのファンを獲得している。たとえば、ブームの火付け役であり、今最も人気のあるVTuber「キズナアイ」は200万近いチャンネル登録者数を誇る。動画再生回数も累計1億回を突破した。

さらに、日本政府観光局の訪日促進アンバサダーに就任し、海外向けに日本文化のPRを行なうなど、活動の幅も広がる。

2022年には、579億円規模に達するという推測もあるYouTuber市場(2017年比約2.6倍)。VTuber市場も今後さらなる盛り上がりを見せていくといえるだろう。

VTuber事業を新たに手がけようとする企業も増えている。例えば、ドワンゴ、グリー、サイバーエージェント、DeNAなど。

とくに大きな話題となったのがグリー。2018年より1~2年で100億円規模の投資を行なうと発表した。すでにVTuberを発掘・育成・マネジメントし、動画番組を企画・制作・配信するプロダクション事業を開始。さらに40億円規模のVTuber関連の投資プロジェクトも始めている。

サイバーエージェントはVTuberのマネジメント事業に特化した新会社「Cyber V」を設立。DeNAに関しては、自社アプリのキャラクターのVTuberデビューを行なうなど、各企業の動きが活発だ。

VTuberは、YouTuberと同様にテレビ番組やイベントへのキャスティング、ライブ配信系プラットフォームや広告動画の出演など、今後活躍の幅は広がっていくことが期待されている。さらにVRの普及によってコンテンツの受け取り方が変わる中でのシナジーも考えられる。また、海外での日本のアニメ人気の高まりは目覚ましく、グローバルな広がりもあるかもしれない。

こうした中、求人市場においても、関連職種の募集がはじまっている。2018年6月現在、「R&Dエンジニア」「プロデューサー」「UI/UXデザイナー」「プランナー」などさまざまな募集があった。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。

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