ウィル・スミスの妻ジェイダが沈黙を破る。「平手打ち事件」後初めて発表したコメントの内容は?

アカデミー賞の1週間ほど前にインスタグラムに投稿した動画では、「このスキンヘッドが人にどう思われようと気にしない」とも語っていた。
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アカデミー賞のアフターパーティーでのジェイダ・ピンケット・スミスさん(左)とウィル・スミスさん(右)
Arturo Holmes via Getty Images

ジェイダ・ピンケット・スミスさんが3月29日、第94回アカデミー賞の授賞式で夫のウィル・スミスさんが「平手打ち事件」を起こしてから初めてコメントを発表した。

ジェイダさんは脱毛症を公表しており、アカデミー賞の1週間ほど前にインスタグラムに投稿した動画では、自身のヘアスタイルについても触れ、「このスキンヘッドが人にどう思われようと気にしない」とも話していた。

 

「今は癒しの季節」と短いメッセージ 

27日に行われたアカデミー賞の授賞式。クリス・ロックさんがプレゼンターを務めた際にジェイダさんの髪型をジョークのネタにすると、ウィルさんは壇上に上がってロックさんの頬を平手打ちし、「妻の名前を口にするな」などと放送禁止用語を使って怒りをあらわにした。

その後、主演男優賞を獲得したスピーチで、ウィルさんは自身の振る舞いについて謝罪。授賞式後には改めて公式な謝罪文を発表し、「どんな暴力も有害で、自分の行動は許容できないものだった」として、誤りを認めた。

この事件について、ジェイダさんは公の場で語ることはなかったが、29日に初めてインスタグラムを通じてコメントを発表。「今は癒しの季節。私はそのためにここにいるのです」とだけ、短いメッセージを投稿した。

「私は今も自由を感じている」

ジェイダさんは映画『マトリックス』シリーズなどに出演する俳優で、2018年に脱毛症を公表し、2021年7月にはスキンヘッドにしたことをインスタグラムで報告した。「ウィロー(娘のウィロー・スミスさん。パフォーマンス・アートとして、バリカンで自身の頭を剃った)に刺激され、そろそろ剃る時なのではないかと思いました。剃ったことで私の50代は神々しく輝こうとしている」とコメント。SNSやメディアを通して、自身の脱毛症との向き合い方などを発信してきた。

アカデミー賞授賞式の1週間ほど前にインスタグラムに投稿した動画では、これまでのヘアスタイルについて話している。

ジェイダさんは自身が黒人女性であることに触れながら、「私が育った時代は、髪をできるだけヨーロッパ風にすることが大事だった」とし、「それは私にはとても難しいことでした。自然にカーリーしておくのが好きだったから」と明かした。

しかし、そのジェイダさんの自然体の髪型は「誰も求めておらず」、自分にとっては自然とは思えない方法で髪をセットしていたという。撮影などで、「ストレートで風になびくような髪型にしたい」と言われた時は、了承しつつも「でも、私の好みの髪型とは違う」と感じていた。

その時の経験から、「『私はそんなことはしない』と言う勇気を持つことを学んだ」といい、こう続けた。

だから私は今も自由を感じている。私のこのスキンヘッドがどう思われようと気にしません。だって私が(このヘアスタイルを)気に入っているから」