ニュースキャスターのお仕事は見た目? 1週間ノーメイクでテレビに出てみたら…

「仕事が見た目よりも優先すべきだと証明したい」
@kamady/Instagram

毎日メイクをしている人にとって、すっぴんは勇気のいることだ。まるで裸になったように感じる人もいるだろう。

ましてや「テレビに出る」となれば、ふだん化粧をしない人ですら入念にメイクしたりする。

そんな中、アメリカのニュースキャスター、ケメディー・ラッドさんが、1週間ノーメイクで番組に登場。その体験をインスタグラムで報告すると、勇気を讃える声が多く寄せられた。

ラッドさんは、視聴者からネガティブなコメントが届いたり、番組を降板させられるのではないかと心配していたが、そういったものは一切なかったという。

彼女は朝のニュース番組に出演するため、午前2時半に起きて、ファンデーション、アイシャドウ、アイライナー、つけまつげ、眉、パウダー、チーク、そしてリップをつけていると女性向けメディアGlamourに話す。女性ニュースキャスターには、どんな状況でも「完成された顔」を保たなくてはならないという、プレッシャーがあるそうだ。

Kamady Ruddさん(@kamady)がシェアした投稿 -

メイクをしているケメディーラッドさん

「私は、ニュースキャスターという仕事を誇りに思っています。しかし、いまだに、ニュースキャスターに一番大事なのは見た目で、仕事の中身ではないという人がいます」

インスタグラムでは、「実験用モルモットになりました!1週間ノーメイクで人前に出ることで、どれだけ自分に自信をなくすか、どれだけ人にネガティブな反応をされるか試してみたかったのです」と、宣言。

「大丈夫!みんなとっても優しかった!私はいつもと変わらず、自信満々に仕事をして、正直に言っちゃえば、すっぴんだったのも忘れてしまいました。結果は...、(私にとっては)すっぴん=何も変わりません👊🏽😊」と続けた。

Kamady Ruddさん(@kamady)がシェアした投稿 -

見た目で判断されがちなテレビ業界で、彼女の行動は、多くの人に勇気を与えた。

Glamourのインタビューで、ラッドさんはこう話している。

「見た目を気にすることなく、内容に重点を置きながらニュースを伝えられることを証明したい。大切なのは、内容だから。どんな見た目であっても、ニュースを届ける最大限の努力をしたい。仕事が見た目よりも優先すべきだと証明したい。化粧をしてもいいし、しなくてもいい。見た目をどうするかは、あなた自身が決めるべきです」

lbo

ハフポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。

女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。

みなさんの「女性のカラダ」に関する体験や思いを聞かせてください。 ハッシュタグ #ladiesbeopen も用意しました。 メールもお待ちしています。⇒ladiesbeopen@huffingtonpost.jp

注目記事