BLOG
2018年04月13日 14時03分 JST | 更新 2018年04月13日 21時11分 JST

あなたの人生に足りないのは、バーフバリかもしれない。

「でも、踊って歌うインド映画でしょ?」そんなあなたに読んでほしい。

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

4月7日深夜、新宿ピカデリーは「マヒシュマティ王国」だった。

私が2部構成の映画シリーズ『バーフバリ』に出会ったのは、2018年2月。Twitterでバズっていたパロディ漫画がきっかけだった。

古代インドのマヒシュマティ王国を舞台に、英雄・バーフバリの壮絶な人生と復讐劇を親子二世代にわたって描いた作品、『バーフバリ』シリーズ。

そのスケールの大きさとバーフバリの超人的なかっこよさに、観た人たちが次々と「ひれ伏して」いるのだ。

完結編の『バーフバリ 王の凱旋』内屈指の名場面「そなたが切るべきだったのは指ではない、首だ!」と主人公アマレンドラ・バーフバリが痴漢を斬首するシーンが描かれたその漫画の勢いに、なぜだか「これは観に行かなければ...」と直感が働いた。

突き動かされるように観に行ったその直感は大正解だった。インドで生まれた映画という情報以外は一切何も知らぬまま、しかも2部構成の後編から映画館に飛び込んだが、作品のあまりの迫力に度肝を抜かれた。

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

この映画の醍醐味は、なんと言ってもその圧倒的なスケールである。観に行ったものは口を揃えてこう言う、「絶対に映画館で体感してほしい」と。かく言う私も全面的に賛同だ。

降りかかり続ける困難も、圧倒的な「腕力」と「徳の高さ」でねじ伏せる主人公バーフバリを観て、「体調が良くなった」「元気になった」などの感想が殺到しているのも頷ける。ちなみに、おそらく気のせいだが、筆者も花粉症が軽減されるなどした。「バーフバリ」を観ると、元気が出るのだ。

5分に1回レベルで訪れるクライマックス級の展開と、全映画の約半分を占めるであろうアクションシーンの力強さは最早「鑑賞」ではなく「体感」という言葉で表現するのがふさわしい。究極のジェットコースター映画だ。

最早「インド映画」としてだけではなく、「映画」として歴史に名を残すだろうことを確信している。実際、世界での興行収入は300億円を突破し、日本でもDVDブルーレイが発売された後にも関わらず映画館でのロングラン上映が続き、興行収入は1億3000万円(2018年3月末時点)を突破した。

今も世界のどこかで、「バーフバリ」は熱狂的なファンを生み出し続けている。

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

「バーフバリ」の勢いを物語るのが、国内の劇場で実施されている「絶叫上映会」だ。4月7日にも、新宿ピカデリーで、まさしく「王を称える」にふさわしいお祭りが開かれた。

絶叫上映とは、文字どおり「絶叫OKの上映会」。サイリウムやうちわ、タンバリンなどを持ってくる人がほとんどで、会場はまるでライブやフェス会場のような雰囲気だ。

Huffpostjapan
絶叫上映企画チーム「V8Japan」の前説に湧き上がる参加者たち

この日の絶叫上映会には、「バーフバリ」の世界に生きる人たちが集った。ハイクオリティなコスプレ。色とりどりのサリーをまとった女性客。象、牛、ヤシの木など「ファンにはわかる!」コスプレまで、思い思いの格好をした参加者たち。心はみんな「マヒシュマティ」の王国民だ。

Huffpostjapan
主人公アマレンドラ・バーフバリとヒロインのデーヴァセーナのウットリするようなペアコスプレのお二人

Huffpostjapan
まさか!?なあのシーンまで再現

Huffpostjapan
絶叫上映企画チーム「V8Japan」のスタッフさんも!

上映会を企画した「V8J」らが呼びかけた通り、事前に着替えをバッチリ済ませた国民たちの「徳の高さ」に感動してしまった。

絶叫上映は初参戦だったが、観客の一体感に「ここは実質インド」という気持ちが沸き起こる。

配給会社TWINのロゴがスクリーンに浮かぶと、「ツインさーーん!」「ありがとう!」と声が上がった。開始3分で、主人公アマレンドラ・バーフバリが登場すると、映画の爆音に負けんばかりの勢いで歓声が湧く。

劇中で振りかけられるターメリックに合わせて黄色に光るサイリウムに、戴冠式で歌われるマヒシュマティ国歌の大合唱。それぞれの大好きなキャラに合わせて色が変わるサイリウムや、作中で描かれるワンシーンに対するツッコミの声が止まない。

この熱気が、深夜から早朝まで6時間近く続いた。怒涛の2作連続上映、それも平日のオールナイトだというのに、このエネルギーは一体どこから来ているのだろうか、そんな疑問すら吹き飛ばすのが「バーフバリ」と言う作品が持つ圧なのである。

長丁場を終えて、参加者はうとうとしながらも満面の笑みで新宿ピカデリー、もといマヒシュマティ王国を後にした。

サイリウムなどを多用する日本での絶叫上映スタイルは、世界的に見ても面白いらしい。「バーフバリ!」と叫びながら揃って黄色のサイリウムを振るオーディエンスの動画が、英語圏の人々にまで拡散されている様子だ。

そんな「マヒシュマティ王国日本支部」の熱い気持ちが通じたのか、4月26日には監督を務めたS.S.ラージャマウリ氏と、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダ氏が来日、絶叫上映に参加すると発表された。6月には漫画版の発売、そして『バーフバリ 王の凱旋』ノーカット版も公開される。破竹の勢いが止まらない「バーフバリ」。

疲れてる?体調が悪い?仕事で嫌なことあった?これから頑張りたい?

そんなあなたに必要なものは、「バーフバリ」かもしれない。

声を荒げて、全力で言いたい。

詳細なんて見なくていい、今すぐ頭空っぽにして劇場に行け!

前作見なくても大丈夫、上映最初にあらすじ入れてくれてるよ!

「バーフバリ 王の凱旋」、乗るしかない、このビッグウェーブに!!!

バーフバリ!バーフバリ!サホレ、バーフバリ!!!

〜伝説は続く〜