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大隅典子

科学者(神経発生学)、東北大学大学院医学系研究科教授

神奈川県生まれ。研究対象は哺乳類脳の発生発達の分子メカニズムおよび自閉症等の発達障害の発症機序。著書に『脳の発生発達:神経発生学入門』(朝倉書店)、訳書に『心を生み出す遺伝子』(岩波現代文庫)、『なぜ理系に進む女性は少ないのか?』(西村書店)など。
STAP狂奏曲のエピローグ「自由な発想に基づく真理の探求を守るために」

STAP狂奏曲のエピローグ「自由な発想に基づく真理の探求を守るために」

論文の疑義等について3月3日、11日と7月4日に日本分子生物学会理事長としての声明を発し、8月26日付で文科省から「研究不正に関するガイドライン」が出された時点で、後は見守るしか無いと思ってきたので、1600個以上の細胞塊を移植してもキメラ胚ができなかったと知っても、特別な感覚は無い。
2014年12月21日 00時23分 JST
祝、ノーベル生理学医学賞が「場所細胞・格子細胞」の発見に

祝、ノーベル生理学医学賞が「場所細胞・格子細胞」の発見に

科研費申請の山場と論文投稿が重なってデスクワークに没頭している間にノーベル賞ウィークの最初の発表、生理学医学賞の受賞者のアナウンスがありました。今年は神経科学! しかも、齧歯類を用いた空間認知記憶のメカニズムについてということで、子年生まれとしては二重に嬉しいです。
2014年10月07日 14時19分 JST
学位論文

学位論文

これは当該大学のみならず、全国の学位取得者や、これから学位を取得しようとする方々が提起すべき大きな問題だと思います。さらに言えば、日本の「博士号」という資格が世界でどのようにみなされるかという質保証の問題です。
2014年07月18日 15時19分 JST
『背信の科学者たち』にみるデジャブ

『背信の科学者たち』にみるデジャブ

科学の世界にいれば誰もがその名前を知っている上記の偉大な科学者が、すべてなんらかの「研究不正」、あるいは不正と言わないまでも、科学者としての倫理規範に抵触していた、という事実は、案外知られてはいません。
2014年07月01日 18時35分 JST
STAP細胞の遺伝子解析からわかったこと

STAP細胞の遺伝子解析からわかったこと

STAP細胞論文発表直後に面白いと思ったことが2つありました。そのうちの1つは「ES細胞では寄与できない胎盤に寄与する」という点です。
2014年06月27日 14時19分 JST
『仕事の手帳』を読んで:最相葉月さんの仕事の流儀

『仕事の手帳』を読んで:最相葉月さんの仕事の流儀

本書は、「ライター」を目指す方にとっての指南書でありつつ、最相葉月ファンにとっては本人の日常を垣間見ることのできる、いわば私小説的な要素があります。『星新一 1001話をつくった人』や『ビヨンド・エジソン』はどんな風にして書かれたのか、どんなところが大変だったのか、そういうディテールを知るとさらに深みが増す気がします。
2014年05月04日 23時33分 JST
科学者は競争的すぎる環境に付いていけない

科学者は競争的すぎる環境に付いていけない

日本では平成7年に「科学技術基本法」が制定され、国の施策の基本に科学技術を据えることにしました。5カ年ごとに「科学技術基本計画」が定められ、現在は平成23年に閣議決定された「第4期科学技術基本計画」の元に施策が立てられています。平成28年からは第5期の開始となるので、そろそろ次の計画をどうするか、という話も出始めているようです。
2014年05月04日 16時18分 JST
非効率のススメ?

非効率のススメ?

印刷の世界にもディジタル化、電子化が進み、新聞や雑誌の発行部数や売上の減少が取りざたされて久しい。つい最近も「小悪魔ageha」という雑誌が廃刊になった。それを受けて、コラムニストの小田嶋隆氏が日経ビジネスオンラインに寄稿していた。
2014年04月22日 01時47分 JST
STAP細胞関連ブログコメントなどより転載

STAP細胞関連ブログコメントなどより転載

昨日の記事は(ハフポストに転載されたためか)とてもたくさんの方々に読んで頂いたため、「専門家の意見を求む」というお願いに反応されたコメントやメールを頂きましたので、その一部、専門性が高いと思われたものを転記致します。とくに、顕微鏡の自動撮影の際のフォーカス自動合わせの機能に言及した考察などは、現場の実験に詳しい方ならではのものがあります。
2014年04月19日 07時08分 JST
STAP細胞を前提にしないと説明できない?

STAP細胞を前提にしないと説明できない?

「STAP現象(←STAP細胞とは言っていない)を前提にしないと容易に説明できないデータがある」の例として3つ挙げられています。これらについて、「STAP現象」ではなくても説明できるのではないか、という私見を記します。
2014年04月17日 15時23分 JST