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サイエンスポータル

科学技術の最新情報

科学技術振興機構(JST)が運営するサイエンスポータル(http://scienceportal.jp/)より提供する科学技術の最新情報です。ニュース、各研究機関などのプレスリリースに加え様々なイベント情報、専門家によるコラムなどを掲載し、一般の方から専門家まで役立つ科学技術の情報を毎日発信しています。
直径30m巨大望遠鏡がハワイで着工へ

直径30m巨大望遠鏡がハワイで着工へ

世界最大最強の直径30m巨大光学望遠鏡「TMT」が今年10月から、ハワイのマウナケア山頂(標高4205m)付近に建設されることになった。2021年度の完成を目指す。国立天文台が7月29日発表した。日本、米国、中国、カナダ、インドが共同で建設する。5カ国の天文台や大学などの間で役割分担の合意が得られ、協定書が4月に署名され、5月には法人としてTMT国際天文台が米国で設立された。ハワイ州が7月25日に建設を許可し、着工の条件が整った。
2014年08月01日 07時53分 JST
日本列島を横切る注目の素粒子実験「反ニュートリノ実験」が始動

日本列島を横切る注目の素粒子実験「反ニュートリノ実験」が始動

日本列島を横切る注目の素粒子実験が1年の休止を経て再開された。素粒子ニュートリノを茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCから発射し、西へ295km離れた岐阜県飛騨市神岡町の地下の水チェレンコフニュートリノ検出器「スーパーカミオカンデ」で検出するT2K(ティー・ツー・ケイ)実験である。5月26日に再開された今期の実験では、日本で初となる反ニュートリノ(ニュートリノの反粒子)ビームを生成する運転を6月初めから開始、予定通り6月26日に終えた。
2014年08月01日 00時32分 JST
国際数学オリンピック日本代表、金メダル4個獲得

国際数学オリンピック日本代表、金メダル4個獲得

南アフリカのケープタウンで開かれた第55回国際数学オリンピックで、6人の日本代表全員がメダルを獲得した。金メダルに輝いたのは、上苙隆宏さん(東京・早稲田高校3年、前回は銀)、隈部壮さん(東京・筑波大学附属駒場高校3年、前回は銀)、早川知志さん(京都・洛星高校3年)、山本悠時さん(愛知県・東海高校3年)。銀メダルは、大場亮俊さん(東京・筑波大学附属駒場高校3年)、銅メダルは、井上卓哉さん(東京・開成高校1年)。国別順位は、中国、アメリカ、台湾、ロシアに続き5位。
2014年07月29日 00時30分 JST
沖縄トラフで最大の熱水たまり確認

沖縄トラフで最大の熱水たまり確認

海洋研究開発機構は7月26日、沖縄本島の北西約150kmの沖縄トラフの伊平野北(いへやきた)海丘に東西2km以上、南北3km程度の熱水たまりを確認したと発表した。地球深部探査船「ちきゅう」が7月14~25日に同海域で実施した科学掘削調査の結果を速報したもので、沖縄海域で見つかった中では最大の海底熱水域といえる。
2014年07月28日 22時47分 JST
世界初の量産マッサージチェアなどを「機械遺産」に認定

世界初の量産マッサージチェアなどを「機械遺産」に認定

日本機械学会は7月24日、機械技術面で歴史的意義がある「機械遺産」に、南極点に到達した雪上車や、世界初の量産型マッサージチェアのフジ自動マッサージ機、時代を画した国産腕時計(セイコー)など8件を新たに認定したと発表した。機械遺産は同学会が2007年に創立110周年を迎えた際の記念事業として始まり、計69件になった。
2014年07月27日 23時18分 JST
放射性物質を撮影するカメラの高性能化に成功

放射性物質を撮影するカメラの高性能化に成功

ガンマ線撮像用コンプトンカメラの大幅な性能向上に、早稲田大学理工学術院の片岡淳(じゅん)教授らと浜松ホトニクス(浜松市)が成功した。測定の精度や感度が改善し、環境中に放射性物質が集積したホットスポットをよりくっきり撮影できる。「目に見えないガンマ線を迅速かつ正確に可視化する」技術は物理・医療・環境計測などの分野で切望されており、放射性物質の除染対策だけでなく、幅広い応用が期待される。7月23日発表した。
2014年07月27日 22時37分 JST
10年後の未来に新発見されると期待される技術革新「10のイノベーション予測」を発表

10年後の未来に新発見されると期待される技術革新「10のイノベーション予測」を発表

現在の科学論文の引用傾向と特許データを包括的に俯瞰して、発生しつつある技術の動向を分析した。まず、現在注目を集める先端研究の10の領域を特定した。さらに世界の特許データから、出願日が2012年以降で、発明数がより多い特許分野10を決めた。そのうえで、ビジネスと科学研究で関心レベルが高い分野を絞り込み、近い将来に最大の新発見につながると期待される技術革新のホットスポット10を探しだした。
2014年07月27日 19時36分 JST
セクハラの抑制と、見た目の多様性が生物を繁栄させるのには重要と判明

セクハラの抑制と、見た目の多様性が生物を繁栄させるのには重要と判明

生物は多様である。雌の多様性と雄のセクハラの軽減が生物種の繁栄にとって鍵を握ることがわかった。アオモンイトトンボの雌の色彩多様性が集団の繁栄の程度(増殖率や密度、安定性など)を高める傾向があることを、東北大学大学院生命科学研究科の高橋佑磨(たかはし ゆうま)助教と河田雅圭(かわた まさかど)教授らが野外での観察と実験、数理モデルで検証した。
2014年07月27日 17時43分 JST
宇宙の錬金術師は中性子星の合体か

宇宙の錬金術師は中性子星の合体か

宇宙の元素形成の研究で新しい成果が生まれた。地球上に存在する金や銀、ウランなど鉄より重い元素が中性子星の合体によってつくられた可能性が高いことを、理化学研究所理論科学連携研究推進グループの和南城伸也(わなじょう しんや)研究員と京都大学基礎物理学研究所の関口雄一郎特任助教らがスーパーコンピューターの数値シミュレーションで突き止めた。
2014年07月24日 17時40分 JST
コムギゲノム概要解読、遺伝子12万個

コムギゲノム概要解読、遺伝子12万個

ゲノム(全遺伝情報)は人類の共有財産である。解読されたゲノムに重要な種が加わった。主要穀物のコムギの塩基配列概要が国際コムギゲノム解読コンソーシアムによって公開された。
2014年07月24日 16時08分 JST
インスリン受容体の輸送で学習が成立することを解明

インスリン受容体の輸送で学習が成立することを解明

記憶や学習の仕組みは深い霧の中にある。その霧をはらすきっかけになるかもしれない成果が出た。インスリン受容体が細胞内で神経細胞間接合部のシナプスまで運ばれて学習が成立することを、東京大学大学院理学系研究科の富岡征大(まさひろ)助教と大野速雄(はやお)研究員、飯野雄一教授らが線虫の実験で示した。認知症の治療や記憶・学習能力の向上にもつながる基礎的な発見である。米科学誌サイエンスの7月18日号に発表した。
2014年07月23日 15時13分 JST
一目ぼれの脳内の仕組みを早稲田大の研究室が実験で突き止める

一目ぼれの脳内の仕組みを早稲田大の研究室が実験で突き止める

異性の存在が性ホルモンの分泌をすぐ変化させる脳内の仕組みを、早稲田大学教育・総合科学学術院の筒井和義教授と戸張靖子研究員らがウズラの実験で突き止めた。一目ぼれを分子レベルで解明する発見として世界的に注目されている。7月16日付の米神経科学会誌Journal of Neuroscienceのオンライン版に発表した。
2014年07月22日 19時40分 JST
歩き方でも人の感情を認識可能と世界で初めて証明

歩き方でも人の感情を認識可能と世界で初めて証明

感情は通常、声や顔、体全体で表現される。歩き方からも人の感情がわかることを、東京農工大学大学院工学研究院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大学サイバニクス研究センターの門根秀樹助教、フランスのコレージュ・ド・フランスのアラン・ベルトーズ名誉教授らが証明した。6月25日付の国際科学誌International Journal of Social Roboticsのオンライン版で発表した。
2014年07月20日 01時11分 JST
トリは脳で「恋の季節」を感じる光の受容器を備えていること発見

トリは脳で「恋の季節」を感じる光の受容器を備えていること発見

鳥類の脳の奥深くで、神経細胞が光を直接感知して、恋の季節である春の訪れを知る光受容器を備えていることを、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の吉村崇(たかし)教授と中根右介(ゆうすけ)博士らが見つけた。目とは異なる光の感知システムが繁殖活動に関連することを実証する研究として注目される。7月7日付の米科学誌カレントバイオロジーに発表した。哺乳類以外の脊椎動物が脳深部で光を感じることは100年以上前から知られていたが、脳深部の光受容器の実体は謎だった。
2014年07月19日 00時29分 JST
小惑星への衝突の証拠を隕石で発見

小惑星への衝突の証拠を隕石で発見

小惑星で3番目に大きいベスタ由来と考えられているHED隕石から、高い圧力下で形成されたシリカの高圧相を、広島大学大学院理学研究科の宮原正明准教授、東北大学大学院理学研究科の大谷(おおたに)栄治教授、小澤信(おざわ しん)助教、国立極地研究所の山口亮(あきら)助教らが世界で初めて発見した。小惑星ベスタが激しい天体衝突を経験したことを示す証拠で、太陽系の歴史をひもとく手がかりといえる。7月15日、米科学アカデミー紀要のオンライン版に発表した。
2014年07月17日 18時37分 JST
腸内細菌と免疫系の支えあいを発見

腸内細菌と免疫系の支えあいを発見

腸内に生息する膨大な細菌と免疫系との間で、支えあうように相互の制御が行われていることを、理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター(横浜市)のシドニア・ファガラサン(Sidonia Fagarasan)チームリーダーと東京大学大学院新領域創成科学研究科の服部正平(まさひら)教授らの共同研究チームがマウスの実験で確かめた。
2014年07月15日 22時23分 JST
ハエからヒトまで動物の頭部形成の「共通の仕組み」を解明

ハエからヒトまで動物の頭部形成の「共通の仕組み」を解明

ハエからヒトまで動物の頭部を形成する分子レベルの仕組みを、東京大学大学院理学系研究科の平良眞規(たいら まさのり)准教授と安岡有理(ゆうり)博士(現・沖縄科学技術大学院大学特別研究員)らが解明した。この共通の仕組みが保存されながら、動物ごとに異なる形態の頭部ができてきた進化の道筋をたどる新しい手がかりになりそうだ。東京大学大学院新領域創成科学研究科の菅野純夫教授と産業技術総合研究所の浅島誠フェローらとの共同研究で、7月9日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
2014年07月15日 18時37分 JST
今年のがん死亡は37万人と初の予測

今年のがん死亡は37万人と初の予測

今や日本人の3人に1人はがんで亡くなる。日本人死因の1位を1981年以来占め続けているがんの動向は人々の身近な関心事である。
2014年07月13日 23時25分 JST
熱中症と熱帯の気候変動に関連性を解明

熱中症と熱帯の気候変動に関連性を解明

熱中症死亡者の増加は、最高気温が35°Cを超える猛暑日数と強く関係しており、その猛暑日数の変動には太平洋熱帯域のラニーニャやインド洋ダイポールモード現象が関わっていることを、海洋研究開発機構アプリケーションラボの森岡優志(ゆうし)研究員と高谷清彦(たかや あきひこ)元東京大学研究生らが明らかにした。熱中症の発生に熱帯域の気候変動現象が間接的に関連していることを示すもので、熱中症被害の予防対策にも手がかりを与えそうだ。7月10日付の英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。
2014年07月13日 16時58分 JST