F1で最も期待されていた女性ドライバー、スージー・ヴォルフが引退

名門ウィリアムズでテストドライバーを務めてきたが、この度プロのレースからの引退を表明した。

F1で最も期待されていた女性ドライバーがその舞台を去った。彼女の名はスージー・ヴォルフ。彼女は過去数シーズンにわたり名門ウィリアムズでテストドライバーを務めてきたが、この度プロのレースからの引退を表明した。

彼女が注目を浴びたのは、昨年のイギリスGPとドイツGPでフリー走行に出走したときのことだった。1992年のジョバンニ・アマティ以来、22年ぶりにグランプリ週末でフリー走行を行った女性ドライバーとなったのだ。それが彼女のキャリアの頂点となるだろうが、これは一夜にして達成したわけではない。

旧姓はストッダートという彼女はスコットランド生まれ。フォーミュラレースの階段を上っていたが、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に転向し、メルセデスのドライバーとして、大きな成功がないまま7年間ツーリングカー・シリーズに参戦した。当時ウィリアムズでディレクターを務めていたトト・ヴォルフと結婚すると、間もなく開発ドライバーとしてウィリアムズと契約。夫のトトがメルセデスへ移った後もスージーはウィリアムズに残り、今年、同チームの公式テスト・ドライバーに昇格した。

F1のシートに最も近いポジションにいた彼女だが、32歳でレースの世界を去ることを決意したようだ。彼女の他に、F1に昇格する見込みがある女性レーシングドライバーは、ロータスのテスト・ドライバーを務めるカルメン・ヨルダと、フォーミュラEのパイロットであるシモーナ・デ・シルベストロだ。彼女たちのどちらかが、スージー・ヴォルフが座ることのなかったレース・シートに座る日が来るのを楽しみに待ちたい。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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