フェラーリ、第4弾のテーマパークを北米に建設か?

フェラーリが、さらなるテーマパークの建設を予定しているという。その場所は北米のどこかになるようだとブルームバーグが伝えている。

フェラーリが、さらなるテーマパークの建設を予定しているという。その場所は北米のどこかになるようだとブルームバーグが伝えている。

このイタリアのスポーツカー・メーカーは、2010年にアブダビのヤス島に同社初のテーマパーク「フェラーリ・ワールド」を開業。ヤス・マリーナ・サーキットに隣接するこの地には、米国のエンターテインメント大手ワーナー・ブラザーズも2018年に別のテーマパークをオープンさせる予定だという。そして第2弾となるフェラーリのテーマパーク(写真上)は、ヨーロッパでも広大な面積を誇るスペインのリゾート施設「ポートアベンチュラ」の敷地内に現在建設中だ。さらに最近、同社は3番目となる娯楽施設を「中国本土の主要都市の1つ」に建設すると発表した。

第4弾となる北米の建設予定地がどこになるのか、詳しいことはまだ分っていない。カリフォルニア州ロサンゼルスやフロリダ州オーランドは、アメリカ国内でもテーマパークの中心地として発展してきたため、フェラーリが建設する場所としても魅力的だろう。あるいは遊園地のシックスフラッグス・マジックマウンテンやブッシュガーデンに訪れる人々が立ち寄ることも期待できる。フェラーリがどこを建設地に選ぶとしても、ローラーコースターを始め、レースをテーマにしたアトラクションや垂直落下する絶叫マシン、シミュレーターなどを楽しめる施設になることは間違いない。

さらなるテーマパーク・ビジネスの展開は、同社が自動車メーカーでありレーシング・チームであるのと同じくらい、ラグジュアリーなライフスタイルを実現するブランドとして自らを位置づけようとする意思の表れでもある。フェラーリは既にアパレルを始め様々な商品やそれらを販売する小売店のネットワークを持っている。この拡大路線に力を入れるため、フェラーリの株主たちは、モエ・ヘネシー・ルイヴィトンやマンダリン・オリエンタル・ホテル・グループといったラグジュアリーなブランドから何人かの新しい役員を任命することを承認した。

また、投資家たちはアメデオ・フェリーザCEOの契約更新も承認したが、同氏はこれ以上留任するつもりはないようだ。最近、フェラーリはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)グループから分離独立し、FCAのCEOを務めるセルジオ・マルキオンネ氏がフェラーリでもより大きな支配力を持つと見られている。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

(2016年4月25日 AutoBlog日本版「フェラーリ、第4弾のテーマパークを北米に建設か?」より転載)

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