自動運転が実現する未来へ道のりには、まだいくつかの壁が立ちはだかっている。
そして最近、壁に直面したのがUber(ウーバー)とGoogleだ。
まず前者は、AI(人工知能技術)の開発を担当していた3人のエンジニアを失ったと報じられている。この3人はカーネギーメロン大学の名高いロボット工学研究所からUberが引き抜いた人材だ。そしてGoogleは、そのキュートな小型自動運転車の開発を断念したと伝えられている。
その理由は、自動車会社と提携する方により注力したいと考えたからだろう。また同社は、自動運転技術の開発部門を新たに「Waymo(ウェイモ)」と名付けられた子会社として設立させた。
以下は、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙のティム・ヒギンズ記者が投稿したツイートだ。
Googleのジョン・クラフチック氏が新しい自動運転の会社の名前を明らかにした。Waymoという。
GoogleとUberは両社とも、自動運転車の製造に向けた長期的な取り組みは続けることになる。
Googleは依然として自動運転タクシーの実現を、そしてUberは傘下に収めたOtto(オットー)の自動運転技術を応用した自動運転トラック「Uberフレイト」の実現を目指している。
いろいろな壁はあるものの、将来自動運転車が登場することは間違いないだろう。それも大々的にだ。
タクシー配車アプリGett(ゲット)のShahar WaiserCEOは、今後10年のうちに数百万件の運転手が廃業するだろうと予測。
人間が運転することは完全にできなくなる日が来ると言う。そうなる前に「ルート66」を楽しもう(get your kicks on Route 66)。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2016年12月17日 Autoblog日本版「GoogleとUber、自動運転車の開発に陰り」より転載)