インターネットは人類、特に我々クルマ好きに、"車載映像の共有"という楽しみをもたらした。それに次ぐものは、やはり"クルマにまつわるハプニング映像の共有"だろう。我々と同じく、クルマをこよなく愛するドライバーたちが愛車と共にバカげたことをする姿は、多くの人々に「他人の不幸は蜜の味」を味わう楽しみを覚えさせたのだ。
ビデオ冒頭部分はご愛敬。そして洗車を終えた白のトヨタ「シエナ」がゆっくりと出てくるところまでは良かった。しかし、事態はここで予想外の展開を見せる。洗車機から出たシエンタは、本来ゆっくりと滑らかに左カーブを描き合流すべきところを、ドライバーはなぜかアクセルを思い切り踏み込んだのだ。
まるで教科書にでも載りそうなほど典型的なアンダーステア状態となったミニバンは速度を増し、前輪のホイールキャップを吹き飛ばしながら、洗車場のレーンからおよそ3メートル下の道路へと真っ逆さまに落ちて行った。しかも、その途中で消火栓を破壊したせいで、辺りは水浸しに。当のミニバンは、クルマが往来する道路で無残にも仰向けで横たわるばかりだ。
どうして今回のようなことが起きたのかは、想像するほかない。ドライバーが注意散漫だったのか、ただ寝ぼけていただけか? もしかしたら、車内に突然クモでも現れたのかもしれないし、何かしらの発作に見舞われた可能性もあるだろうが、実際のところは不明だ。しかし、このような事故は決して珍しくはない。最近では、8月に米国ミシガン州のドライバーが大型スーパーマーケット「マイヤー」の駐車場で起こした事故や、バージニア州にあるメルセデス・ベンツのディーラーで新車に試乗した女性が駐車中の4台を破壊してしまった事故が記憶に新しい。
By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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(2016年10月22日 AutoBlog日本版「【ビデオ】何が起きた? 洗車機から出た直後にミニバンのドライバーが大失敗」より転載)