(※こちらは2012年12月27日のAutoblogの記事「異常な寒気のこの季節にぴったりな『雪道を安全に走るための5つのルール』」を転載したものです)
冬は自動車事故の危険性が高まる季節。特に今年の日本は近年稀にみる寒さに襲われているだけに、特に注意が必要だ。そこで今回は、専門家が勧める雪道の安全な走り方をご紹介しよう。
1. 走行前に装備や持ち物を必ずチェック
まず事前に不凍液(凍結防止剤)やウィンドウ・ウォッシャー液の量をチェックしよう。凍える雪道で車が立ち往生しないよう、バッテリーの寿命の確認も必要だ。また、緊急事態に備え、トランクやダッシュボードに懐中電灯、予備のバッテリー、救急箱、防寒服、ブランケットやサングラスなどを常備し、携帯電話の充電を忘れないこと。
2. 走行中はスピードを落とす
冬期の自動車事故の多くは、スピードの出し過ぎが原因だ。スピードを出しながら、雪道で急な加速や、ブレーキ、ハンドル操作を行うと、コントロールを失って大変危険だ。他車を巻き込む大事故につながりかねないので、急いでいてもスピードは抑えよう。
3. 車間距離をあける
雪道では、ブレーキの制動距離が長くなることが多いため、前方を走る車にぴったりついていると、事故になりやすい。さらに、事故車を起こした車に次々と後続車が突っ込むという多重事故にもつながる。車間距離はくれぐれも大きくとっておくこと。
4. クルーズコントロールは使用しない
クルーズコントロールは設定速度を維持し、ドライバーの負担を軽くしてくれる便利な機能だが、雪道では逆に危険だ。クルーズコントロールをオンにした状態で、スリップしてしまう(タイヤの回転が止まる)と、車が速度を保とうとエンジンの出力を急激に上げるため、車のコントロールを失ってしまう。雪道でのクルーズコントロール使用は絶対に避けてほしい。
5. 「待機」する勇気を持つ
もし走行中に天候が悪化したら、安全な場所に停車し、天候回復を待とう。まだ出発する前なら、運転を中止して待機しよう。この決断があなたの大事な人や車を守ることになるのだ。
以上のルールを守り、慎重に雪道でのドライビングを楽しんで頂きたい。
(※こちらは2012年12月27日のAutoblogの記事「異常な寒気のこの季節にぴったりな『雪道を安全に走るための5つのルール』」を転載したものです)