【字幕付きビデオ】日本も見習ってほしい! 全米一自転車にやさしい街

アメリカの都市部における交通機関の混雑解消については、自動車の代わりに自転車、自家用車の代わりに公共交通機関を利用するといった二者択一の議論に陥りがちだが、オースティンはいずれかの手段ではなく、"すべて"を選択したところが非常に革新的だといえるだろう。

近年、全米で最も発展の著しい都市の1つといわれるテキサス州オースティン。今回は同市の画期的な交通事情について取材した、乗り物とテクノロジーを紹介するAOLサイト『トランスロジック』のレポートをお届けしよう。

IT産業を中心に大きな経済発展を遂げたオースティンは、この10年で人口も飛躍的に増加。現在の人口は120万人を超えるまでになっている。そこで市当局は将来的な人口の増加を踏まえて、歩行者、自転車、自動車、公共交通機関の利用者がそれぞれ快適に移動することができるよう、先進的な交通インフラ整備を行っている。

オースティンには道幅を広くとった歩行者道をはじめ、自転車専用レーン、カーシェアリング、100台超のEV充電ステーション、路面電車などが整備されている。更に同市は、シャワーを併設した自転車通勤者用ロッカールームをオフィスビル内に設置することを促進したり、来年からは自転車のシェアリングプログラムをスタートさせるという。また、連邦政府から援助を得て、高速バスシステムも開発予定とのこと。

アメリカの都市部における交通機関の混雑解消については、自動車の代わりに自転車、自家用車の代わりに公共交通機関を利用するといった二者択一の議論に陥りがちだが、オースティンはいずれかの手段ではなく、"すべて"を選択したところが非常に革新的だといえるだろう。

では、エコとテクノロジーが見事に両立したオースティンの交通事情をビデオでご覧いただこう。

注目記事