実は「甘酒」って、夏の飲み物だって知ってた?

甘酒といえば、冬の寒い季節に飲むイメージがありますが、実は江戸時代には夏に飲まれていたのです。栄養豊富な甘酒は夏バテしたときの疲労回復にもってこい。食欲がないときでも、飲みやすく、暑い夏は冷やし甘酒、ヨーグルトやアイスにするのもオススメです。

甘酒といえば、冬の寒い季節に飲むイメージがありますが、実は江戸時代には夏に飲まれていたのです。栄養豊富な甘酒は夏バテしたときの疲労回復にもってこい。食欲がないときでも、飲みやすく、暑い夏は冷やし甘酒、ヨーグルトやアイスにするのもオススメです。

■「甘酒」は夏バテに効く?夏の季語でもあるのです。

甘酒は、白米、米麹などで作られる日本の伝統的な甘味飲料。正月やお祭りの前なると、自家製の甘酒を仕込んで振る舞う風習が全国各地に広まっていますね。古くから特に農村で、冬の厳しい寒さの中での農作業を支える温かい飲料として重宝されてきました。そんな甘酒は、奈良時代には「冬の季語」とされていましたが、実は江戸時代には「夏の季語」となっているのです。

当時は7月~9月にかけて、質素な食事に加えて、今のように夏の暑さを防ぐ術がなく、夏に体調を崩す人や命を落としてしまう人が多かったそう。そこで目を付けられたのが、甘酒でした。甘酒にはブドウ糖・アミノ酸に加え、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、ビオチンなどの必須ビタミンといった栄養素が豊富に含まれています。まさに江戸時代の「アミノ酸強化飲料・総合ビタミンドリンク剤」と言える飲み物なのです。

江戸時代の人たちもそこまでは知らなかったでしょうが、「甘酒が滋養になる、夏バテに効く」ということを飲み続けることで自然と知ったのでしょうね。江戸や京都、大坂の大都市では夏になると、甘酒売りが街を賑わす光景が定番だったようです。

■「甘酒」で夏バテや疲労を予防しよう!!

日本の伝統のエナージードリンクである甘酒。料理やスイーツの調味料にしたり、漬け物に使ったりと食用としても十分なポテンシャルを発揮しますが、やっばり暑い夏はシンプルに冷たくいただきましょう!!

●手作りも簡単!キンキンに冷やして♪

甘酒は飲む点滴と言われてます☆この夏を乗り越えるために、簡単に栄養補給!!

●豆乳でさらに栄養◎

甘酒とバナナがの冷たいドリンク。夏バテの時にもおススメです!

●アイスも作れるんです!!

ノンシュガー、ノンエッグ、ノンミルクの体にやさしいアイスです。甘酒と果物だけなのに、すごく甘いアイスが出来ました。

いかがでしたか?固定観念を振り払えば、夏に飲む甘酒もとってもいいですよ。今年の夏は、冷蔵庫の常備ドリンクとして甘酒に大活躍してもらっちゃいましょう!(TEXT:中本タカシ/ライツ)

※参考資料:

『地域食材大百科 第12巻』(農文協)

『酒に謎あり』(講談社)

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