甘味を引き出す キャベツは「焼く」がおいしい新ルール

「キャベツ」をおいしく食べる新ルールで、子供たちの「苦手克服」をしましょう!

料理の付け合わせやサラダなどでおなじみの「キャベツ」。生食で食べられる野菜ですが、子供にとっては味や食感を苦手に思ってしまうことも。そこでおすすめなのが「キャベツ」を「焼く」調理法。「キャベツ」をおいしく食べる新ルールで、子供たちの「苦手克服」をしましょう!

【キャベツは「加熱」でうまみがアップ!】

料理のつけ合わせやサラダなどでおなじみのキャベツ。生でも食べられる野菜ですが、子供にとっては独特の「苦み」や紙のような「食感」が苦手という声も。「子供は味覚が発達していないので、苦みを敏感に感じます。また、モソモソとした食感が苦手です」と語るのは料理研究家の祐成二葉さん。そこでおすすめなのが「キャベツ」を加熱すること。キャベツは加熱することで甘みとうまみがぐっとアップ。さらに熱によって柔らかくなるので子供にも食べやすくなります。加熱によってカサが減り、たくさん食べられるのもポイントです。

【キャベツは、かたまりごと「焼く」とおいしい!】

「キャベツ」の加熱というと「野菜炒め」が思い浮かびますが、今回おすすめするのは「焼く」。しかも、小さく切らずに、かたまりごと「焼く」のがおいしい新ルールです。キャベツのしんを利用してくし形切りにし、両面を焼くだけでOK。焼いた面は香ばしくなり、中はしっとりして甘みがアップ。2つのおいしさが楽しめるから、キャベツの新しい魅力にも出会えます。

カレー粉やチーズをまぶして焼けば、さらに子供の大好きな味に。料理の付け合わせにするときも、メインといっしょに焼けば、手間なしです。

「苦手克服」というと、「小さく刻む」、「すりおろす」など、形をなくす方法ばかり考えがちですが、味や調理にひと工夫すれば、丸ごとの野菜でも子供は食べてくれます。「苦手克服」テクのひとつに、加えてみてはいかがですか?(TEXT:田久晶子)

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祐成二葉

料理研究家。祐成陽子クッキングアートセミナー講師。雑誌やテレビなど幅広いジャンルで活躍。日常の家庭料理から世界の料理、お菓子まで、作りやすく華やかなレシピが人気。2008年に長男(hibi)を出産。 離乳食や様々なグッズ提案なども手がけている。

クックパッド編集部

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