白菜を「パーツ別調理」で美味しく食べ尽くそう

葉が幾重にも重なって成長する白菜は、実はパーツによって味わいや食感が大きくかわります。つまり、1つの野菜でいろいろなおいしさが楽しめるということ。

冬においしくなる「白菜」。安くておいしいからつい買ってしまうけど、「料理がいつもワンパターン」「冷蔵庫で場所をとる~!!」なんて「お悩み」ありませんか?

【まずはパーツごとに味を分析!】

寒くなるにつれ、ますます甘みが増しておいしくなる白菜。最近では、半分や1/4サイズに割って販売されているものも多いけれど、鮮度を考えればやっぱり丸ごと買いたいものです。とはいえ使い切るとなると、もてあまして結局全部鍋にしちゃう、なんてことありませんか? 葉が幾重にも重なって成長する白菜は、実はパーツによって味わいや食感が大きくかわります。つまり、1つの野菜で、いろいろなおいしさが楽しめる、ということ。その違いと、それぞれのパーツに合わせたレシピをご紹介します!

○外側の葉

陽に当たることにより、緑色に色づいた外側部分。葉、芯、ともにやや硬く、繊維がしっかりしているのが特徴です。葉の部分と芯の部分を分けて、調理するのがおすすめ。芯の厚みがある部分はそぎ切りにして使うと火がより通りやすくなります。

*向いている料理 炒め物

○内側の葉(葉先)

内側に入れば入るほど柔らかくなり、みずみずしさも増します。甘みがあり、煮物にしてもおいしいですが、鮮度がいいなら生食もおすすめ。繊維を断つように千切りにして使ってみて。

*向いている料理 サラダ 煮物

○内側の葉(根元)

みずみずしく、しゃきっとした食感も楽しめる場所。繊維にそって切れば、食感を残したまま調理することもできます。煮込むことで甘みが増し、白菜のおいしさが存分に楽しめる場所です。

*向いている料理 煮物 炒め煮 漬物

味や食感について考えながらメニューを組み立てると、料理の幅もグンと広がります。いろいろなおいしさを楽しめば、「残ってしまう」なんてお悩みは、これですっかり吹き飛んでしまうはず。

【冬場のデトックスにたっぷり白菜を!】

もちろん、鍋ものにして、一度に消費するのもやっぱりおいしいですよね♪いろんな鍋料理に合う白菜ですが、一度に大量に食べられる鍋ものといえば、やはりミルフィーユ鍋。豚肉のうまみがたっぷりしみて、白菜がさらにおいしくなります。今年は、ミルフィーユ鍋に餃子の皮をプラスした「餃子の皮鍋」にも注目ですよ!

もはや定番!ミルフィーユ鍋

今年注目!餃子の皮鍋

95%が水分といわれる白菜。その水分には、ビタミンとカリウムをたっぷり含みます。特にカリウムには、体内の老廃物を排出する効果があります。イベント続きの年末年始。体にたまったあれこれをすっきりデトックスするためにも、白菜をたっぷり食べたいですね。(TEXT:田久晶子)

クックパッド編集部

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