ママになって多様な働き方の大切を知る。ママの働き方を支えながらママと共に働くクラウドワークスの発注者へ。

私たち・ママワーカーのミーティングは、朝5時からと言うときもあるんですよ。

働く女性を応援する活動が広がりつつある時代ですが、今回もそのひとつのご紹介です。前回はワークスペース付きの保育園をご紹介しましたが、今回は自らもママ、そしてNPOの理事長という榎本さんにお話伺いました。

神戸ベイビーカフェ理事長の榎本さん。出産をきっかけに人生の転機を迎えた榎本さんに、NPOを立ち上げたきっかけとクラウドワークスでの働き方を教えて頂きました。

プロフィール

ピーアールストーリー代表 http://prstory.com/

特定非営利活動法人神戸ベイビーカフェ理事長 http://mamaprolab.net/

販促PRプランナー

榎本紘子

出産を機に感じた多様な働き方

―クラウドソーシングを始めたきっかけは何でしたか?

子どもを産む前は広告業に携わりバリバリと仕事をしていました。

出産を機に子育てとの両立に悩み苦しみました。

こなせる仕事量もグンと減ってしまったんです。

このままではいけないと思った時に、クラウドソーシングサイトに出会い、ワーカーとして登録したのが始まりでした。

その頃から、仲間と共に、子育て女性の働き方を支援するNPOの活動も始まりました。

子どもが小さくて、働けないと感じるママさんや働き方を模索する主婦の方が多いことも知りました。

広告に携わる者として、主婦や子育て中の女性を応援することで寄り添い、地域活性化にもつながると感じるようなりました。

お教室を自宅で開いたり、子育て女性の働き方は多様化されています。イラストを描いたり在宅ワークで働く女性もいます。

NPOとして多様な働き方を紹介し、在宅ワークのはじめ方などをサポートしようと準備を始めた頃に、クラウドワークスさんからアンバサダーの依頼をいただきまして、企業さまにはクラウドソーシングの活用方法をご提案し、企業さまと共に『子育て女性の働き方』を考えるようになりました。

―どのように利用していますか?

アンバサダーとしては、講演やセミナーを通じて「多様な働き方」のひとつに在宅ワーカーがあることをお伝えしたり、企業さまと取り組む一環として、主に画像制作や商品登録のお仕事をママさんワーカーさんにお願いしています。

また、広告業では、依頼が立て込んでいる時は、クラウドソーシングを利用してワーカーさんにお仕事を依頼しています。

クラウドソーシングの良さは、コンペを開催すると、何十件とデザインが集まるんです。

自分一人でその量のデザイン案を出すのは難しいので、クライアント様の選択肢がかなり広がりとても喜ばれますし、ワーカーさんからも『もっとこうした方が良いのでは』という意見をいただくこともあり、量・質ともにクライアント様には貢献できて、発注者側としても大変ありがたさを感じています

家族との時間を大切にできる。クラウドソーシングは女性にぴったりな働き方。

―クラウドソーシングのメリットとは何だと感じられていますか?

家庭とのバランスを上手にとれることが大きなメリットではないでしょうか。

私も小1と年中の男の子2人を育てる母でありながら、広告の仕事やNPOの活動を続けていられるのは、在宅ワーク特有の自由な時間の組み立て方にあると思うんです。

実は私、夜9時に子どもと一緒に寝るんです。

そうすると3時か4時頃に目が覚める。家族が寝静まっているその時間に作業をするとはかどりますし、同じ業界の方だとまだ起きている方も多いのでメールのやり取りもスムーズにいきます。

たまに『ちゃんと寝てますか?!』なんて心配されることもあるんですが(笑)

子育てとの両立を考えていくと時間の組み立て方が変わりました。

―特にママワーカーさんにとっては時間を自由に組み立てられるのは魅力的ですね。

そんな風にバランスをとっているのは何も私だけではなくて、一緒にお仕事をさせていただくママワーカーも同じです。

だから私たちのミーティングは朝5時からと言うときもあるんですよ。

基本平日の朝から夕方までと決めて納期や稼働時間を共有しています。ワーカーさんたちは『ママの気持ちが分かってくれて働きやすい』と言ってくれています。

受注者、発注者、両方やってみて分かるのは、クラウドソーシングは働きたいママにこそぴったりな働き方であるということ。

毎日の時間の使い方だけでなく、子どもの行事などにもワークバランスを調整して家族との時間を大切にできると言うことに魅力的と感じています。

ママだけじゃなくシニアにも。クラウドソーシングという新たな働き方をもっと知って欲しい―。

―子育てをしながら働く大変さは外勤も在宅も同じだと思います。榎本さんが思う、『続けるコツ』は何ですか?

子どもとの時間をちゃんと確保してあげることです。

私の子どもたちは、仕事部屋には入ってこないんですよ。

『お母さんは何時まで仕事だよ』とちゃんと伝えているのでちゃんと待っていてくれます。

そのかわり、私も約束は必ず守ります。

決めた時間には必ず仕事を終えて、『終わったよ~』と向かってあげるんです。

『ここからはあなたとの時間だよ』とメリハリをつけることで、子どもたちにとってもストレスがなく良さそうです。

―今後はどのように働きたいですか?

私たちのNPOではウエブマガジンを運営しています。

ママたちが在宅ワークで稼ぐ方法としては、アフィリエイト、クラウドソーシング、ライティングなどいろいろとあります。

ただ、パソコンに慣れていない『パソコンアレルギー』の方もいらっしゃったり、在宅ワークをされている方の中には孤独を感じている方もいるようです。

どうやって在宅ワークをはじめようかという方、初めたばかりの方のためにも、勉強会やスキルアップの会などのリアルな横つながりも広げていって、魅力あるお仕事として、さらにお手伝いもしたいと思っています。

クラウドソーシングが提唱する「新しい働き方」は、ママたちだけでなくシニアにとっても魅力的です。

現役を退いても、自宅で収入を得られるライフスタイルは、これからの時代に新風を吹き起こすと思っています。

子育てと仕事の両立に悩んだ経験、ワーカーとしてクラウドソーシングで働き方を模索した経験は今となっては宝物になりました。

女性やシニアの可能性を広げる多様化した新たな働き方として、「『クラウドワーカー』と言う働き方もあるんですよ」と、大きな声を上げていきたいです。

企業さまとともにこれからも子育て世代の女性の支えながら地域活性化に携わっていきたいです。

ありがとうございました。

ライター:tsukiori

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