サイボウズのプログラマーの"プロさん"に、コンピューターやプログラミングについて聞くシリーズ「プログラミングって?」。今回はそもそもネットってどうやって繋がってるのか、聞いてみました。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどでいつでもどこでもメールを送ったり調べ物をしたりできるのは、いろいろなところとつながっているインターネットのおかげだ。遠くに離れたコンピューターのプログラムとどうやってやりとりしているのだろう。
※この連載は、毎日新聞社発行の月刊誌「NEWSがわかる」で連載している記事の転載です。
インターネットとは「網」のこと
プロさん:そもそもインターネットとは「網」のことをいうんだ。遠く離れたコンピューター同士をつなぐしくみで、もともとは物理的に離れた大学同士が情報を共有するためにつなげたケーブルから始まった。たくさんの人がどんどんつながっていって、みんなのおうちでもつながるようになったんだ。
線でつながる世界
プロさん:普段目にすることはないけれど、遠くのコンピューターを結ぶために世界は「線」でつながっていて、コンピューターの中にいるこびとさんは世界中で連絡を取り合っている。
例えば、インターネットで海外のサーバーにある動画を見るとき、直接アメリカの会社と無線でつながっているわけではないんだ。アメリカと日本は海底ケーブルでつながっていて、そこを情報が通っている。海底8,000mの深さに敷かれているところもあるんだ。太さは深いところでは直径2cmくらいで、魚に食べられたり傷つけられたりしないように、保護膜で覆われているんだ。
(転載元:ニュースがわかる・発行:毎日新聞社/イラスト・斉藤恵/©サイボウズ/毎日新聞社 2017)
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本記事は、2017年6月9日のサイボウズ式掲載記事【第6回】世界は線でつながっている──インターネットって何だろう?より転載しました。