乳がんのない世界を実現するために、毎日できること――女優エリザベス・ハーレイの手記

あなたならどんな行動を取りますか?
NEW YORK, NY - OCTOBER 01: Elizabeth Hurley lights the Empire State Building Pink at The Empire State Building on October 1, 2015 in New York City. (Photo by John Lamparski/FilmMagic)
John Lamparski via Getty Images
NEW YORK, NY - OCTOBER 01: Elizabeth Hurley lights the Empire State Building Pink at The Empire State Building on October 1, 2015 in New York City. (Photo by John Lamparski/FilmMagic)

毎年10月は「ピンクリボン月間」として、世界中で多く人々に影響を与えている、乳がんの早期発見を呼びかける活動に参加できます。世界的に見ても、乳がんは多くの人がかかる病気です。

私の人生と乳がんとの関わりは、何年も前、私の祖母が乳がんと宣告されたときに始まり、乳がんを発症したり、乳がんで闘病生活を続けたりする友人や大切な人たちを支える今も続いています。悲しいけれど、これまでに実際多くの女性たちが乳がんにかかり、医療は発展をしているけれど、まだまだこれから多くのやるべきことが残されています。

私はこれまで20年にわたり、胸の健康、教育、治療法発見のための医学研究の重要性などを広めるために、世界中を駆けまわってきました。国や言語、経験を超えて広がっている乳がん撲滅運動を通して、すべての人が大きな成果につなげたいと強く望んでいると感じました。

毎年10月、乳がん月間に1カ月間に、乳がんの早期発見を呼びかける活動や想いにスポットライトを当てるけれど、実際には、乳がんは1年中女性たちや愛する人たちをむしばみ続けます。だからこそ私たちはみんな、乳がん月間が終わったあとも、その活動をサポートし続ける責任があると心から思います。

乳がん撲滅を目指し、たくさんの人たちが様々な行動を起こしていることは、私にとっては大きなインスピレーションの源泉です。ある人は自分自身の命を守るために、またある人は、愛する人を守るために、地元のイベントでボランティアをしたり、ウォークやランイベントに参加したり……、一見シンプルですが、日常の積み重ねで生まれるインパクトの大きさを目の当たりにして、心が揺さぶられるようだった。このような運動を1カ月間だけでなく、1年中続けることができたら、どれほどの変化をもたらすことができるでしょう。

私が今年、世界中に伝えたいことは、すべての活動に意味があり、みんなで活動を続けるからこそ、乳がんをこの世から撲滅することができる、ということです。過去20年間、私は(化粧品ブランド)エスティーローダーの「ピンク リボン キャンペーン(BCAキャンペーン)」とともに、乳がんに関する知識を発信してきました。そして今日は、行動することの重要性を、世界中に訴えたいのです。

「ピンク リボン キャンペーン」は、新しいメッセージ「ひとつひとつの行動に価値があります。あなたは何をしますか?」とともに、私たち一人ひとりの活動や想いをつなぎます。BCAキャンペーンやSNSの#BCAstrengtキャンペーンを通して、世界中で乳がんと闘う人々の様々なアクションを、それがどんなに大きくても小さくても、ネット上で紹介することで、いつでもどこにいても、ヒントを得ることができる。

日常生活の中でも、友人に1年に1回乳がん検診を受けることを勧めたり、ヘルシーな食生活を意識したり、自炊したりするくらいだったら、とても簡単で、いつでも続けられることでしょう。そうした小さな行動の積み重ねが、大きな成果につながっていきます。みんなで力を合わせることで、乳がんを撲滅できるのです。

乳がんのない世界を実現するために、あなたならどんな行動を取りますか?

BCAキャンペーンのサイトでは、あなたの行動を世界中に人に伝え、誰かのヒントとなる方法を紹介している。ひとつひとつの行動すべてが、乳がんを過去のものにしていくはずだから――。

このブログはハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

Kathy Bates

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