署名で終わりにしない、私たち一人一人にできること。

6月26日(木)、都議会ヤジ問題に対する署名キャンペーンの発信者・賛同者有志によって、問題の根本は何か、そして解決に向けて私たち一人一人ができることは何か、考えるワークショップが緊急開催されました。

6月26日(木)、都議会ヤジ問題に対する署名キャンペーンの発信者・賛同者有志によって、問題の根本は何か、そして解決に向けて私たち一人一人ができることは何か、考えるワークショップが緊急開催されました。

私も参加してきました。

みんなに理解してほしいのは、change.orgで発信されたキャンペーンの9万人の「賛同」はただの「ネットでの署名」ではなくて、賛同者の「データベース」であること。賛同する際に、メールアドレスも入力してるから、発信者から賛同者へ随時キャンペーンについての進捗、次のアクションについてメールが送ることができる仕組み。だから、72時間で企画された昨日の院内ワークショップに、賛同者100人がすぐにあつまる。

このスピードは紙の署名では再現できない。このワークショップが例えば来週開かれていたら、NHKやTBSのニュースにはならなかっただろう。

先週、発信者はキャンペーンを立ち上げた次の日、28時間後に(!)、最初に集まった4万人分の印刷された署名と6千筆のコメントを自民党都議連に提出していました。多くの市民団体は意思決定やカパシティー、リソースの関係で、このようなスピードにはついていけないから、市民が一人一人動くチカラを身につけるしかない。ソーシャルメディアの時代、世論をスピーディーに動かせるのは、団体ではなく、人と人との繋がり。もちろん、もっと深堀りした調査、研究、政策提言などに対しては、団体の役割はとても重要だけれど、こういういわばクライシスの時は、暫定的な目標のために集められた個の集合体が動いた方が速い。

今週負けちゃったけれど、本田選手は以前「日本では個がもっと強くならなくてはいけない」と言っていたと誰かに聞きました。私は本当にそうだと思う、市民活動も同じ。今回のキャンペーンの教訓を活かして、みんな自分からできることをどんどんやっていきましょう。

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