デヴィッド・ボウイ追悼コンサート、Skypeがライブ中継。20ドルのチャリティで全世界から視聴可能

今週4月1日にニューヨークで開催されるデヴィッド・ボウイ追悼コンサートが、Skypeでライブストリーミングされることが発表されました。

今週4月1日にニューヨークの Radio City Music Hall で開催されるデヴィッド・ボウイ追悼コンサートが、Skype でライブストリーミングされることが発表されました。

『The Music of David Bowie』と題したこのコンサートは、もともと3月31日にカーネギー・ホールで開催するコンサートでしたが、あまりにチケット需要が膨らんだことから、一夜明けた4月1日にも Radio City Music Hall に会場を移して催行されることとなりました。

3月31日にカーネギー・ホールで開催されるコンサートは、毎年1組のアーティストの音楽を賞賛するトリビュートシリーズとして、また音楽関連教育のためのチャリティイベントとして企画されています。そして今年は1月に新作アルバム『Blackstar』をリリースし、69歳の誕生日を迎えたデヴィッド・ボウイの業績を称えるコンサートとして予定が組まれました。

またコンサート開催発表時点で、出演アーティストにはシンディ・ローパーや The Roots、Pixies の名前が発表されていました。

しかしコンサート開催発表の翌日、ボウイがこの世から旅立ったったことが世界に報じられ、カーネギー・ホールでのコンサートは事実上、ボウイ追悼のコンサートとなってしまいました。さらにボウイの新作アルバムがビルボードのチャートで1位を獲得したこともあり、チケットはわずか2時間足らずで完売。ダフ屋による売値が3000ドル(日本円で約34万円)にまで高騰しました。

そこで、主催者はカーネギー・ホールの翌日、4月1日の Radio Cty Music Hall を押さえ、追悼コンサートの2日目として The Music of David Bowie の開催を決定しました。さらに、音楽チャリティという特性も引き継ぎ、寄付を申し出たオンラインユーザーにもSkypeを通じてコンサートをライブ配信することを新たに発表するに至りました。

この Radio City でのコンサートにはカーネギー・ホールにも出演する R.E.M のマイケル・スタイプや Heart のアン・ウィルソン、ジェイコブ・ディランなど18アーティストが参加。さらにボウイの右腕とも言われるプロデューサーのトニー・ヴィスコンティや『Blackstar』に参加したダニー・マッキャスリン、ジェイソン・リンドナーらも出演し、デヴィッド・ボウイの楽曲を演奏します。

Skypeでの視聴は、事前に The Music of David Bowie のサイトから寄付の手続きが必要です。寄付なので金額は自由に設定できるものの、ライブ視聴のための目安として「20ドル以上」が提示されています。決済はクレジットカードが利用可能で、手続きが完了すれば、主催者からストリーミング専用サイトへのリンクが受け取れるとのこと。

コンサート主催者は「デヴィッド・ボウイ本人もコンサートに出演してほしいと思っていた」と語ります。残念ながらその願いは叶わなくなったものの、この追悼コンサートはボウイの楽曲を、ボウイを慕うアーティストたちの演奏で聴く唯一のチャンス。ボウイのファン、出演アーティストのファンならぜひともチェックしておきたいところです。

4月1日、Radio City Music Hall でのデヴィッド・ボウイ追悼コンサート出演アーティストは以下のとおり。

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