携帯キャリア3社、被災者のデータ速度制限を4月30日まで解除。情報収集のニーズに対応【熊本地震】

これにより、被災者はデータ通信量を気にせずに、スマートフォンやタブレット、時にはテザリングを使いPCで情報収集が可能になります。

NTTドコモとソフトバンクは、九州地方の地震の被災者を対象に、契約プランのデータ通信量を超えた場合でも速度制限なくデータ通信が利用できるように、速度制限解除を順次実施すると発表しました。

対象は災害救助法の対象地域に「契約者住所」または「請求書送付先住所」のいずれかがあるユーザーが対象です。申し込みは不要で、既に制限されている場合にも、順次解除するとしています。これにより、被災者はデータ通信量を気にせずに、スマートフォンやタブレット、時にはテザリングを使いPCで情報収集が可能になります。

実施期間は本日2016年4月18日から4月30日までを予定。なお、ソフトバンクのプリペイド式携帯電話は対象外となります。

災害救助法が適用されているのは4月18日午後4時半時点で次のとおりです。

【熊本県】

熊本市、八代市、人吉市、荒尾市、水俣市、玉名市、山鹿市、菊池市、宇土市、上天草市、宇城市、阿蘇市、天草市、合志市、下益城郡美里町、玉名郡玉東町、玉名郡南関町、玉名郡長洲町、玉名郡和水町、菊池郡大津町、菊池郡菊陽町、阿蘇郡南小国町、阿蘇郡小国町、阿蘇郡産山村、阿蘇郡高森町、阿蘇郡西原村、阿蘇郡南阿蘇村、上益城郡御船町、上益城郡嘉島町、上益城郡益城町、上益城郡甲佐町、上益城郡山都町、八代郡氷川町、葦北郡芦北町、葦北郡津奈木町、球磨郡錦町、球磨郡多良木町、球磨郡湯前町、球磨郡水上村、球磨郡相良村、球磨郡五木村、球磨郡山江村、球磨郡球磨村、球磨郡あさぎり町、天草郡苓北町

(更新)KDDI広報部によると、auでも被災地における通信速度制限の解除を前向きに検討しているということです。続報があり次第追記します。

(更新2)KDDIは災害救助法の適用地域に住むユーザーに対し、10GBのデータ通信容量を4月19日から一両日中に順次追加すると発表しました。なお申し込みは不要です。

他社が無制限なのに対し、auが10GBに留まることについてKDDI広報部は『災害情報収集等、緊急性のある、正に必要な通信を重要視したいと考えているためです。 不要不急の通信を増やす形ではなく、お客様にとって重要な通信のニーズに応えるため、有限な通信リソースを共有し、必要な通信だけ利用していただく形としました』としています。

【関連記事】

注目記事