外側デザインはもはや擬態!? スーファミ風New 3DS LLが4月発売、New 3DS専用スーファミVCタイトルも

任天堂が、スーパーファミコン(SFC)風のデザインを施したNew 3DS LLを受注発売します。

任天堂が、スーパーファミコン(SFC)風のデザインを施したNew 3DS LLを受注発売します。製品名はその名も『Newニンテンドー3DS LL スーパーファミコン エディション』。受注開始は4月中旬予定で、価格は2万1600円(税込)。気になる購入方法や受注受付開始日に関しては、現段階では「製品ページで後日告知予定」とされています。

注目のデザインは、内側(写真右側)よりも外側(写真左側)がSFC風......というより、もはやSFC本体に擬態しているかのような見栄えとなっているのが特徴。SFC度は遊んでいる人を他から見ていたほうが高いという、いわば「見せびらかし系」な路線です。

New ニンテンドー 3DS LL スーパーファミコン エディション

New ニンテンドー 3DS LL スーパーファミコン エディション

こうしたデザインゆえか、公式ページのトップ写真(上の写真と同じデザインです)も、開いた状態の本機外側を中央に配置し、両端にSFCのコントローラを配置するという、擬態感あふれるもの。念のためですが、もちろん本機の内部はNew 3DS LLそのままなので、SFCのコントローラーは接続できません。

一方内部は、ベースとなるカラーがSFC風のグレーとなるほか、A/B/X/YボタンはNew 3DSだけに採用されていたSFCコントローラ風のカラーリングになっています。しかし正直なところ、凄すぎる外側と比較するとゲームに集中できるデザインになっている感もあります。

ただし現時点では詳細不明ですが「テーマダウンロードチケット」が付属。おそらくホーム画面などもSFC風になるものと思われるので、このあたりにも期待したいところです。

なお合わせて任天堂は、Newニンテンドー3DS専用タイトルとして、SFC版バーチャルコンソール(VC)ソフトの配信を開始しました。こちらは既に開始されています。

第一弾となるラインナップは、任天堂のSFC代表作として知られるうちの5タイトル。『スーパーマリオワールド』『F-ZERO』『スーパードンキーコング』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『MOTHER2 ギーグの逆襲』です。ダウンロード価格は前者3タイトルが823円(税込)、後者2タイトルが926円(同)。

ただし3月16日23時59分までの期間、ニンテンドーアカウント登録者限定の50%オフキャンペーンを実施。任天堂からの案内メール到着後、前者3タイトルは411円(同)、後者2タイトルは463円(同)となります。

なお念のためにもう一度書きますが、これらはNew 3DS/LLのみに対応。つまり初代3DSとLLでは動作しません。

今後はコナミやカプコンのタイトルも加わり、『悪魔城ドラキュラ』や『魂斗羅スピリッツ』『ストリートファイターⅡ ターボ』や『ロックマンX』、そして任天堂では『スーパーマリオカート』『スーパーメトロイド』『ファイアーエムブレム 紋章の謎』などが配信予定となっています。

さて、ニュー3DS LL標準版の希望小売価格は1万8800円(税別)ですが、本機は税別にすると2万円ジャスト。若干ですがデザインプレミアが付きます。ただし上述のテーマダウンロードチケットが付属する点などを考えると、大きな差ではないと思われます。

むしろ歴戦の本誌読者であれば、この程度の価格差なら間違いなく購入するが、どういった「受注販売」になるのかが気になる......という方が多そうです。

このように本機は、バーチャルコンソールの攻勢と合わせて、SFCから現役のゲーマーや、とくに初代3DSのユーザーであれば買い換えを強く考えたくなるような仕様に仕上がっています。実際の販売方法が争奪戦となるようなものでないことを真剣に祈りつつ、続報を待ちたいものです。

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