Twitter が星アイコンの「お気に入り(ふぁぼ)」を廃止し、ハートアイコンの「いいね」に置き換えました。システム的な機能としては同じですが、Twitter社ではハートは「好き、同意、びっくり、笑った、がんばれ etc」など広い共感の感情を伝えるアイコンとして、星よりも直感的で分かりやすく使いやすいとしています。
Twitterの Favorite / お気に入り、いわゆる「ふぁぼ」は長らく星アイコンが使われており、星という言葉を使った言い回しや、スターを含む関連サービスなども定着してきました。
一方で Twitter は 自社の生配信サービス Periscope では微妙に役割の違うハート(Like)を導入しており、Twitter でも一部で試験的に星からハートへの置換えをテストしていました。またTwitterと同時に、短い動画サービス Vineでも星からハートへの置き換えを実施します。
Twitter の説明では、お気に入りからいいねへの変更はペリスコープなども含めた広いコミュニティで「いいね」の感情を伝える方法を統一することと、特に新規ユーザーに対して、星よりも直感的に分かりやすく感情を伝えやすくすることとされています。
ツイートに対して星の代わりにハートをつけるようになったたけで、アプリの挙動は変わりません。しかしTwitter によれば「お気に入り」から「いいね」へのラベル変更でより気軽に多くの「いいね」が押されるようになったこともあり、「いや、私はこれまでフェイバリットの意味で付けていた。ただの良いねのつもりではない」というユーザーには微妙に釈然としないものがあるかもしれません。
そうしたユーザーのためか、デスクトップのTwitterでハートを星に無理やり戻す拡張機能、なるものも現れているようです (便乗で良からぬものも紛れそうなのでリンクはしません)。あらゆるサービスの見た目変更にお約束の展開です。
Twitter のお気に入り★廃止、いいね♥導入は iOS / Android アプリと Twitter.com、Windows 10アプリ、TweetDeckで本日より導入中。まだ星のひともしばらくすればハートに置き換わるはずです。
(2015年11月04日 Engadget日本版「Twitterがふぁぼ★(星)を廃止、いいね♥(ハート) で置き換え。『直感的に分かりやすく』」より転載)
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