腰の振りがポイント。「女性がセクシーに見えるダンス」を科学的に研究すると...

英ノーザンブリア大学心理学研究チームが「女性が最もセクシーに見えるダンスは腰の振り方が重要」とする研究結果をScientific Reportsに発表しました。

英ノーザンブリア大学の心理学研究チームが「女性が最もセクシーに見えるダンスは腰の振り方が重要」とする研究結果をScientific Reportsに発表しました。

研究対象となる39人の女子大生に、ロビー・ウィリアムズの曲に合わせて踊ってもらい、それを観察しての研究結果なので、おそらく間違いないのでしょう。

ただ実験は被験者の体型や髪型といった外見に左右されないよう、モーションキャプチャーでダンスの動きだけをコンピューターに取り込み比較したとのこと。

研究チームは以前に「男性が最もセクシーに見えるダンスの肝」も調査研究しており、このときは上半身の動きが重要とする研究結果を発表していました。今回の女性の場合の研究ではむしろ下半身、特にヒップまわりの動きが重要であることがわかりました。

「知ってた」

という声が聞こえてきた気がするのを抑えつつ説明すると、研究チームは「文化を有する人類にとっても、ダンスは求愛行動に関係する傾向があり、おそらく潜在的パートナーとしての異性に自らのポテンシャルを感じ取らせるための方法として進化してきた」「アピールの強いダンスの特徴を調べることで、その進化について理解できるはずだ」としています。

研究では、よりダイナミックにヒップを動かし、さらに左右非対称、交互に手足を移動させる動きが高評価を得ました。要するにお尻を大きく振るのが良かったということ。

ヒップの動きは女性の女性たる特徴を強調し、手足の動きは四肢に病理学的な抑制が加わっていないことを意味するため、いわば健康的なのが良かった模様です。

研究者の一人は、ダンスは文化によって大きく影響されるため、「特定の動きには文化的な違いが現れることもある」としつつ「ダンスには、生殖の確実性に関するストレートな情報を伝達する」という基本的な面が色濃く反映されるとしています。

下にはSir Mix-A-Lotとシアトル交響楽団(と多数の女性)の共演による、あの大ヒット曲を掲載してみました。今回の発表とはまったく関係ないものの、観れば「全部わかったつもり」にはなれるかもしれません。

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