JR東日本は9月4日、横須賀・総武快速線向けに新型車両の「E235系」を2020年度より順次導入すると発表しました。
在来線普通列車のグリーン車では初となる各座席へのコンセント整備・無料Wi-Fiを提供するほか、デジタルサイネージの搭載や案内画面の大型化などで、車内設備の充実を図るとしています。
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●停電時も自走できる「非常走行用電源装置」搭載
E235系は、従来のE231系を置き換える形で2015年秋より山手線で順次導入が進んでいる新型車両です。新しい列車情報管理システム「INTEROS」の搭載やデジタルサイネージの全面導入など、各所に新基軸が盛り込まれています。
今回横須賀・総武快速線に導入するE235系では、停電時に最寄り駅まで自走できる非常走行用電源装置を搭載。また、線路などの地上機器を監視する機器を備えることで、故障の予兆を把握して運行の安全性・安定性を向上できるといいます。
客室内には複数台の液晶モニタを用いたデジタルサイネージを備えるほか、各車に客室内防犯カメラを設置。またグリーン車では前述の通り各座席にコンセントを設置し、無料Wi-Fiサービスも提供します。
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同E235系の運行区間は、横須賀線(東京~久里浜)、総武快速線(東京~千葉) 外房線(千葉~上総一ノ宮)、内房線(蘇我~君津)、総武本線(千葉~成東) 成田線(佐倉~香取、成田~成田空港)、鹿島線(香取~鹿島神宮)となっています。
(2018年9月4日Engadget日本版「JR東、通勤グリーン車にWi-Fi・コンセント 横須賀・総武快速線にE235系導入」より転載)
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