「ミドル世代の転職は、年収アップが可能なのだろうか?」「年収アップするのであれば、どの程度アップするのだろうか?」
転職の不安と共に、このような疑問をお持ちの方がいらっしゃると思います。
ミドルの転職に登録されている求職者671名に、年収アップ転職を実現できた理由を伺いました。
転職成功者の2人に1人が『年収アップ転職』を実現
実際に、どの位の方が転職を機に年収が上げる事ができたのでしょうか。
Q:転職経験がある方にお聞きします。転職を機に年収は上がりましたか?
ミドルの転職成功者の中で、2人に1人の方が年収アップを実現しているようです。
その方たちに、実際にどの程度の金額の年収アップを実現しているかを伺うと、最も多かった回答は、100万~149万円で25%。
次に、50万~99万円で22%という結果に。
50万円以上でまとめると、84%の人が50万円以上の年収アップを実現されていました。
想像より多くの方が、年収アップを実現しているという印象があるのではないでしょうか。
『年収アップ転職』実現に必要な3つのスキル
2人に1人が年収アップ転職を実現できるとはいえ、年収アップの実現には必要な能力があります。
では、その必要な能力とは何なのでしょうか。
転職成功者の方々に、年収アップ転職に必要だと思う能力を伺いました。
「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」という3つのスキルの軸で伺いました。
この3つのスキルは、ハーバード大学の教授、ロバート・カッツが1955年に発表した、管理職に求められるスキルを整理したものです。
ミドル人材のキャリアアップにとって、この3つの視点で自身を省みて、自身を成長促進させて行くことが極めて重要になります。
それぞれの1位は、以下の様な結果に。
テクニカルスキル
-『豊富な経験により蓄積された知識・ノウハウ』
ヒューマンスキル
-『立場や価値観の違う社内外の関係者同士をまとめる調整能力』
コンセプチュアルスキル
-『状況に応じて臨機応変に対応する能力』
それぞれ見てみると、一朝一夕に身につくものではありませんよね。
日々の仕事への取り組みが、『年収アップ転職』という成果になって、転職時に効いてくるという事がわかります。
まずは、これら能力を自身に照らしあわせていただいた上での、現状理解が最初の一歩です。
皆様の転職活動、心から応援しています。
[今回参考にしたアンケート記事]
ユーザーアンケート 第119回「年収アップ転職の実現」について(2015年版)
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