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若手不足で、35歳以上はチャンス?今年の転職事情をプロに聞いた。

転職すべきか、留まるべきか。

先日、2017年の有効求人倍率について厚生労働省から発表されました。昨年一年間を平均した有効求人倍率は1.50倍。なんと、我々ミドル世代が生まれた頃である1973年以来、44年ぶりの水準とのこと。すごいことですね。

企業側の人材不足が、さらに加速していきそうな2018年。ミドル世代を対象にした求人動向はどうなるのでしょうか?識者である転職コンサルタント約135名に予測を伺いました。今年、転職を検討している方は、ぜひご参考下さい。

Q:2018年は「35才以上」のミドル人材を対象とした求人募集は、どのように変化するとお考えでしょうか?

今年、ミドル人材を対象にした求人数はどうなるかと、転職コンサルに予測を聞いたところ、85%が「増加すると思う」と回答。2017年の同様の調査では、「増加すると思う」と回答したのは78%。一年間で7ポイント増加しています。

Q:その理由を教えてください。

「増加する」と予測した理由については、「若手人材の不足により、採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」と回答した人が79%。若手の就労人口が減っていることを考えれば、平均年収が高くてもミドル世代の人材に採用枠を増やす企業が多いことが見て取れます。

また、事業拡大、新規事業の立ち上げ、管理職募集など、経験のあるミドル人材を求める企業は今年も変わらず多いと見て良いでしょう。

Q:2018年は、ミドル人材にとって転職に適した年だと思いますか?

最後に、2018年はミドル世代が転職することに適した年かどうか、転職コンサルに聞いてみました。結果、75%は「転職に適した年だと思う」と回答。その理由は、

有効求人倍率が高まり、求職者優位のマーケットで優秀なミドル層にはオファーが殺到しているため。

求人の年齢層が上がったので、今まで声の掛からなかった世代にスカウトが多数出ている。

多くの業種・企業で企業業績の回復などから攻めの方向へ経営方針が変わり、採用意欲が増しているから。

35歳転職限界説の崩壊に伴い、35歳以上の候補者への可能性がどんどん開けてきているから。2018年以降も同様の傾向はつづく。

というフリーコメントが集まりました。では、一方の「転職に適した年だと思わない」と回答した転職コンサルタントの声も見てみましょう。

タイミングではないとは思わないが選択肢は限られてくる印象。

オリンピック需要、かつAI産業がどうなるかによる。世界情勢が不安定。

どちらの意見も一理あり。とはいえ、今後もしばらくは、ミドル人材の求人ニーズは上がり続けるはず。高条件の提示も増えるでしょう。転職失敗のリスクが大きいのもミドルの転職。慎重に考えて、行動して下さいね。

それでは。

[今回のレポートに使用した調査結果の詳細はこちら]

アンケート実施期間 : 2017年12月19日 ~ 2017年12月25日 / 有効回答数 : 135名

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