フォルクスワーゲン、"エコ"と"スポーティ"を両立させた「ポロ ブルーGT」を日本で発売!

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは10日、コンパクト・ハッチバック「ポロ」に、環境性能と動力性能を高次元で両立したという新グレード「ポロ ブルーGT」を導入し販売開始することを発表した。最高速度210lm/hを達成すると同時に、ポロ史上最高の低燃費21.3km/リッターを実現したという。

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは10日、コンパクト・ハッチバック「ポロ」に、環境性能と動力性能を高次元で両立したという新グレード「ポロ ブルーGT」を導入し販売開始することを発表した。最高速度210lm/hを達成すると同時に、ポロ史上最高の低燃費21.3km/リッターを実現したという。

気筒休止システムを採用

最高出力140ps/4,500~6,000rpm・最大トルク25.5kgm/1,500~3,500rpmを発揮するポロ ブルーGTは単なる低燃費モデルではなく、動力性能的には"ツインチャージャー"によって179psを誇るスポーツ・モデル「ポロ GTI」と、105psを発生する1.2リッター・エンジンを積む「ポロ TSIコンフォートライン」や「ポロ TSIハイライン」の間を埋めるモデルになる。

それでいてポロ史上最高という低燃費を実現したその秘密は、「ゴルフ TSIハイライン」と同じ、アクティブシリンダーマネジメント(気筒休止システム)を採用する1.4リッター TSIユニット(型式CPT)を、ポロとして初めて搭載したことにある。このエンジンは、走行中に大きなパワーを必要としない状況では第2シリンダーと第3シリンダーをシャットオフして無駄な燃料消費をカット。さらにスタート/ストップ システム(アイドリング停止機構)や、ブレーキエネルギー回生システムなど、フォルクスワーゲンが「ブルーモーション テクノロジー」と呼ぶ数々の環境技術を搭載し、専用エクステリアとアンダーボディトリムが空気の流れを整えることで、日本仕様のポロではこれまで最も低燃費だった1.2TSI コンフォートラインを凌ぐ、JC08モード燃費21.3km/リッターを記録したという。ちなみにこの数値は、より大型の車体に同じエンジンを積むゴルフ TSIハイラインを約7%上回ることになる。トランスミッションはポロの他グレードと同様、デュアルクラッチ式7速「DSG」のみの設定(ギア比は各グレードにより微妙に異なる)。

スポーティな装備も多数

ポロ ブルーGTのコンセプトは"BlueMotion Meets GTI"ということで、エクステリアにはポロ GTI譲りのリア・スポイラーやディフューザー付きリア・バンパー、デュアル・エキゾーストパイプを装着。標準モデルより車高を15mm落としたスポーツ・サスペンションを装備する足回りには、17インチ・アルミホイールと215/40R17タイヤを履く。さらにGTI同様、コーナリング中に内側の駆動輪がグリップ不足を検知すると瞬間的にブレーキをかけて空転を抑制する電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」も標準装備するため、アンダーステアを軽減させた「スポーティで正確なハンドリング」を実現しているそうだ。

全長3,995mm × 全幅1,685mm × 全高1,460mmというサイズはポロ GTIと共通(1.2リッターの標準モデルより15mm低い)。車両重量1,170kgはGTIより30kg軽く、TSIコンフォートラインに比べ70kg重い。

"青"が印象的なインテリア

インテリアには、ファブリックと鮮やかなブルーのアルカンターラを採用した専用スポーツ・シートを装備。ステアリング・ホイールもGTIと同様のパンチング・レザーを使ったスポーティなものとなる。もちろんパドルシフト付き。おまけにポロ・シリーズで唯一、クルーズ・コントロールが装備されているという。

価格は263万円

ボディ・カラーはブルーGT専用の「ブルーシルクメタリック」の他、「キャンディホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」「リフレックスシルバーメタリック」の計4色から選べる。価格も"中間"的な263万円(消費税込み)となっている。

フォルクスワーゲンの宣伝コピーを見ると、「スポーティか、エコか。あなたを悩ます問題に、今こそ決着を」とある。そう言われると、何だかとても魅力的なグレードに思えて来るが、果たしてそんなうまい話があるのだろうか...と思われた方、是非お近くの販売店で試乗し、ご自身でお確かめいただきたい。詳しい情報は、以下のリンクからスペシャル・サイトをどうぞ。

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