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2020年09月14日 12時17分 JST

保安官が銃撃される事件が発生 黒人への暴力問題への抗議で「我々の仕事が難しくなった」との発言も

撃たれたのは31歳の女性と24歳の男性の保安官代理だと、ロサンゼルス郡の保安官事務所が明かした

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、パトカーに乗っていた保安官代理ふたりが近寄ってきた人物に突然銃撃された。

ふたりは重傷を負い、近隣の病院で手術を受けた。容疑者はその場からすぐに逃走し、まだ捕まっていない。

アメリカでは、黒人に対する警察や保安官など法執行機関による暴力が問題視されている。

事件が起きたロサンゼルス郡のアレックス・ビヤヌエバ保安官は、「人々が法執行機関を嫌っていることが、保安官の仕事を難しくしている」と語った。

監視カメラに残された事件の瞬間

ロサンゼルス郡保安官事務所によると、銃撃はコンプトンにある地下鉄駅の外で、9月12日午後7時頃に発生した。

ビヤヌエバ保安官は13日夜に開いた記者会見で、撃たれたのは女性と男性の保安官代理だと明らかにした。

保安官事務所が公開した監視カメラの映像には、パトカーに近づいてきた一人の人物が、助手席側から保安官代理に向けて複数回銃を発射する場面がうつっている(注意:下記の動画には銃撃のシーンが含まれます)。

ロサンゼルス郡保安官事務所は、この人物が「警告もしくは挑発なしに撃った」と説明している。

ビヤヌエバ保安官は記者会見で、2人の保安官は電車に乗っている人の安全を守る業務中だったとし「卑怯な行為だ。突然の銃撃に本当に腹が立ち、暗い気持ちになります」と犯人を批判した。

さらに「我々の仕事はとても危険で、人々の言動がこの結果を伴った。法執行機関が嫌われていることで、仕事はやりにくくなっている」とも述べた

ビヤヌエバ保安官によると、撃たれたのは31歳の女性と24歳の男性の保安官代理で、女性の保安官代理には6歳の子どもがいる。ふたりは約1年前から保安官事務所で働いているという。

保安官事務所は13日、容疑者の逮捕につながる情報を提供した人には10万ドル(約1061万円)を提供すると発表した。

さらにふたりが運ばれた病院の外で警察への抗議活動をしていた人物一人とジャーナリストを一人、逮捕したとTwitterで伝えた。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。