宮迫博之「2000%受け取ってない」と報道否定⇒吉本興業「どちらを信じていいのか困惑」(声明全文)

写真週刊誌「フライデー」の報道との矛盾に、吉本興業は「弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております」と声明を出しました。
7月20日に記者会見した宮迫博之さん
7月20日に記者会見した宮迫博之さん
HuffPost Japan

吉本興業は7月26日、「宮迫博之氏に関する報道についてご報告」という声明を公式サイトで発表した。

写真週刊誌「フライデー」は7月19日発売号の中で、7億5800万円相当の金塊を強奪した容疑で逮捕された男性と、宮迫さんが一緒に撮った写真を掲載した。大阪・北新地のキャバクラで撮影したものとみられる。

宮迫さんは20日の会見で「同級生と店に行き、トイレから出てきたときに『写真撮って』と囲まれて撮った」「お金の授与なんて全くない」などと金銭授受を否定していた

しかし「フライデー」は7月26日発売号で、福岡拘置所にいる宮迫さんと一緒に写った男性に直接取材した模様を掲載。金銭の受け渡しについては「話せません」とコメントを拒否したが、トイレから出てきたときに囲まれたという宮迫さんの説明については、以下のように否定していた。

「無理やり自分たちの席に連れてきたとは思っていません。写真だけでなく、一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ記憶があります」

■「弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております」

吉本興業の声明によると、宮迫さんはヒアリングに対して「絶対に受け取っていない。2,000%受け取ってない」と主張したという。

ただし、宮迫さんは「フライデー」が報じた詐欺グループの忘年会に出席した件で当初は「受け取っていない」としていた説明を後に翻して、「100万円受け取った」と認めた。

そのため、吉本興業としても、フライデーと宮迫氏の説明が矛盾していることについて「弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております」と明かしている。

吉本興業は「宮迫氏の主張を疑うことなく信じております」とした上で、もしフライデーなどの報道が事実であれば、岡本昭彦社長が7月22日に発表した、宮迫さんとの契約解消の撤回についても「再度検討せざるを得ない」としている。

吉本興業の声明全文は以下の通り。

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宮迫博之氏に関する報道についてご報告

2019年7月26日

6月7日発売の「フライデー」報道に端を発した、一連の騒動において、世間のみなさまにご迷惑をお掛けしていること、深くお詫び申し上げます。

この度は多くのメディア様からお問い合わせを頂戴している件について、ご報告させて頂きます。

7月19日発売の「フライデー」にて、宮迫博之氏が金塊強奪事件の主犯格とされる人物との会合に同席し、金銭を受け取っていたとする報道がなされました。

宮迫氏は7月20日に国民の皆様の前で行われた田村亮との記者会見の場において、金銭受領の否定を強く主張されており、弊社のヒアリングに対しても「絶対に受け取っていない。2,000%受け取ってない。」とも主張されております。

しかしながら、複数のメディアにおいて「宮迫氏は金銭を受け取っていた」とする報道がなされ、弊社が行った「反社会的勢力主催パーティ参加の真偽確認」の際にも、宮迫氏より虚偽報告を受けていることから、弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております。

弊社としましては、宮迫氏の主張を疑うことなく信じておりますが、万一にも、一部報道が事実であれば、先日、会見の場で発表させて頂いたマネジメント契約解消の撤回についても、再度検討せざるを得ない状況です。

しかし、我々としては宮迫氏の主張を信じ、同じテーブルについて頂けるよう、引き続き打診を続けていきたいと考えております。

弊社は、早急に諸問題を解決し、世界にエンターテインメントを届けていける状況を取り戻すべく、芸人、タレント、社員一同全力で取り組んで参る所存です。

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