赤ちゃんは2019歳。広島市が648人の新生児に高齢者向け書類を送付

元号移行前のプログラムが作動、令和元年生まれを「西暦0年」と勘違いしてしまった。
赤ちゃんのイメージ写真
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kohei_hara via Getty Images

生まれたばかりの赤ちゃんに、市役所から高齢者向けの書類が届いた。一体なぜ?広島市で起きた驚くベきトラブルの真相は……。

■令和元年生まれを誤って「西暦0年生まれ」と判定

広島市役所が6月20日と21日に誤って送付したのは、高齢者向けにバスやタクシーの利用料金を公費で助成するための申請書だった。2018年9月1日現在で70歳以上の人が対象となる。

本来の対象者である4万1183人に加えて、なんと5月1日〜31日に生まれた648人の新生児あてに申請署を送ってしまった。21日以降に400軒近い家庭から市役所に問い合わせがあり発覚した。

ハフポスト日本版に対して、広島市高齢福祉課の担当者は以下のように答えた。

「6月上旬に対象者をシステムで選ぶ際に、本来は新元号に対応したプログラムが作動するはずが、誤って旧元号のプログラムが作動しました。そのため、令和元年生まれの赤ちゃんを西暦0年生まれと判定してしまい、赤ちゃんを2019歳と高齢者として扱ってしまいました。すぐに正しいプログラムが動くようにしました。システムを委託している業者と協議して、再発防止のために適切に処理したいと思っています」

生まれたばかりなのに2019歳とは……。高齢者向けの書類が届いたご家庭は、さぞビックリしたことだろう。

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