おおらかでオープンマインドな人が多い多民族国家マレーシアは、○○がとってもおいしい国!

マレーシアの家庭料理「ナシ・レマ」を振る舞ってくれたビビさん。お料理のことについて沢山教えてくれて、マレーシアに行ったような気分になれました。

世界の家庭料理を旅しよう!こんにちは、KitchHike編集部の岩井です。

前編に引き続き、マレーシアの家庭料理「ナシ・レマ」を振る舞ってくれたビビさんのインタビュー後編です。インタビュー前編の大定番のマレーシア家庭料理!ココナッツミルクで炊いた「ナシ・レマ」とは?も是非読んでみてください。

それでは、インタビュー後編、スタート!

いろんなおかずと一緒に食べるナシ・レマ。ココナッツミルクやスパイスの香りがアジアを感じます。

日本に来てみて、びっくりしたことは?

-ビビさん (以下、敬称略)

まず、日本の冬は寒いね (笑)!マレーシアは年中暑いから、日本に来て驚きました!あとは、日本食はやっぱり美味しい!特にお寿司やラーメンが好きです。

日本で、ご飯を食べにどこかへ出かけたりしましたか?

-ビビ

新宿に出かけたときに、イスラム教の私たちでも食べられるハラルラーメンのお店を見つけたの。とっても美味しかったわ!また行きたいな。

最近、日本でも少しずつハラルフードを出すお店が増えて来たんですよね。ちなみに苦手な日本食といえば?例えば納豆とか......

-ビビ

納豆?大好きよ!マレーシアには納豆と似た食材があるの。中華料理でよく使われている"トウチ (豆鼓)"といって、大豆を発酵したものなの。味噌にも似ているわね。子供達も日本の味噌を気に入っているわ。

食後のデザート。ココナッツミルクを甘く味付けしたスープにサツマイモが入っています。優しい甘さが身体にしみわたります。

■色んな民族が生み出すマレーシアの楽しい魅力

ビビさんの生まれ故郷、マレーシアについて教えてください!

-ビビ

マレーシアには13の州があります。住んでいる人はマレーシア人だけじゃなくて、中国人やインド人など、いろんな人種の人がいるのが特徴よ。私はタイの国境近くの州で生まれ育ったわ。ちなみに旦那さんとは幼稚園からの幼なじみ!でも付き合いはじめたのは大学を出てからなの。

普段どんな時に色んな民族の人が住んでいることを実感するの?

-ビビ

同じ料理でも、各家庭で味付けが違うところかな。私の旦那さんのお母さんは中国の人だから、教えてもらうお料理は中華風なの。あとは、観光スポットとしても人気のあるペナン島は、イギリス領時代の面影や、今住んでいる民族の文化が混ざった面白い場所よ。海もきれいでマリンスポーツも楽しめるよ!

あと、マレーシアにはいろんな民族の人がいるからこそ、おおらかでオープンマインドな人が多いわ。

マレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島。グルメ天国とも呼ばれ、色んな料理を屋台で安く食べることができるそう。

マレーシアならではのお料理スタイルってあるんですか?

-ビビ

マレーシアのお料理の基本スタイルは、サワーテイスト、スイーツテイスト、ソルティテイスト。この3つの味付けが多いわ。よくインドネシア料理と似てると言われることもあるけれど、細かく言うと、スパイスの量や、甘さを出すのに使う調味料が違うの!

例えばマレーシア人みんな大好きなカレー。インドネシアはヨーグルトとミルクで味付けするけれど、マレーシアはココナッツミルクをいれるのが一般的!

へえ!それは知らなかった!マレーシアは年中暑そうですが、特に暑い日に食べられている料理ってある?

-ビビ

その通り!一年で10度を下回ることなんてないわ。特に暑い季節は、マレーシアの伝統的なかき氷「ABC」をよく食べるのよ。「ABC」は、マレー語の「Ais Batu Campur (アイス・バトゥ・チャンプル)」の略で、「氷を混ぜたもの」という意味。かき氷に小豆、スイートコーンなど、たくさんの具が入っていて、ごちゃごちゃに混ぜながら食べます。お店によってアレンジが全然違うので食べ比べも楽しめるの。

マレーシアのこと、日本にきてからのことを色々教えてくれるビビさん。

最後に読者の方々へ向けて、マレーシアの魅力をどうぞ!

-ビビ

マレーシアはいろんな民族がいながらも互いを尊重し合い、人々はみんなフレンドリーなのよ。だから、そんなフレンドリーな人たちが暮らしている陽気な国。それから、なんといってもマレーシアはご飯がとっても美味しいのが自慢!みんな食べることが大好きよ!そんなマレーシアの空気感もこの東京の地でも再現できたらと思っているわ。是非、私の作るマレーシア料理を食べにきてくださいね!お待ちしています!

仕事の赴任先として日本にやってきた旦那さんのアマーさんと。ご飯を食べながら、二人とも気さくに色々とお話してくださいました!

インタビューはこれにて終了!

マレーシアの家庭料理「ナシ・レマ」を振る舞ってくれたビビさん。お料理のことやマレーシアの魅力について沢山教えてくれて、なんだかマレーシアに行ったような気分になれました!そしてなにより、振る舞ってくれた「ナシ・レマ」が美味しくておかわりまでしてしまい、お腹いっぱいになりました (笑)。ごちそうさまでした!

ビビさんの「ナシ・レマ」、是非食べに行ってみてくださいね!

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