「ゲイの自分が、父親になれると思わなかった」CNNアンカーのアンダーソン・クーパー氏、子供が生まれたことを番組で報告

「言葉にならないくらい幸せです」。生後3日の我が子の写真とともに、嬉しいニュースを番組でサプライズでシェアしました
笑顔で我が子の誕生を報告するクーパー氏
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笑顔で我が子の誕生を報告するクーパー氏

CNNアンカーのアンダーソン・クーパー氏が、父親になったことを番組で報告した。

新型コロナウイルスのパンデミックについて取り上げた4月30日の番組の最後で、クーパー氏はこの嬉しいニュースを伝えた

「今は私たちにとって、本当につらい時です。これはもうしばらく続くでしょう」

「私は、こういった困難な時にこそ、喜びと幸せを忘れないことが重要だと思います。愛する人を失った悲しみの中でも、新しい命と新しい愛が誕生しています。それはとても喜ばしいことです」

そう話した後、クーパー氏は「私自身の喜ばしいニュースをシェアしたい」と言って息子誕生のニュースと生後3日の写真をシェアした。

「月曜日に、私は父親になりました。このことは、これまで公に話したことはありませんでした。そして父親になったことに、私自身も驚いています。私に息子が生まれたのです」

子どもの名前は、ワイアット・モーガン・クーパーさん。自身の父と母にちなんで名付けた、とクーパー氏は説明する。

「(ワイアットという)名前は、私が10歳の時に亡くなった父からもらいました。私も父のような良い父親になりたいと思っています」

「モーガンは母方の名字です。母と父は、モーガンという名前を気に入っていました。彼らが52年前に、私の名前を考えるために作った名前リストをつい最近見つけたのですが、その中にモーガンという名前がありました」

クーパー氏はInstagramでも我が子の写真をシェアしている。

家族ができたことを「言葉にならないくらい幸せ」と溢れる笑顔で語るクーパー氏。番組の中で、サポートしてくれた全ての人への感謝の気持ちも語った。

「子どもの頃、ゲイの自分が父親になれるだろうと思っていませんでした」

「ここまでの道を作ってくれた人たち、そして医師や看護師、息子の誕生に関わってくれた全ての人に、心から感謝します」

「そして誰より、ワイアットを妊娠し、愛情深く見守り、出産してくれた素晴らしい代理母の女性に感謝を伝えたいです。彼女や、彼女のような代理母になってくれる女性たちは、祝福されるべき存在です。子どもを産むことができない人たちのために、家族を作る助けとなってくれているのです」

■家族の愛は、新しい命に受け継がれている

ワイアットさんは、生まれた時の体重は約3265グラムでとても健康だとクーパー氏は報告する。

クーパー氏は52歳。父親と母親と兄は、すでに他界している。

母親のグロリア・ヴァンダービルト氏が2019年に亡くなった時、クーパー氏は「身近な家族が全員いなくなって、とても孤独です」と深い悲しみと寂しさを語っていた

愛する家族も、天国からワイアットさんの誕生を喜んでくれているだろうとクーパー氏は話す。

「母や父、そして兄のカーターが生きていて、ワイアットに会うことができたならと思います」

「しかし、彼らはワイアットのことを見てくれていると思います。きっとお互いに抱きしめあって、笑いながら私たちを見守ってくれているはずです」

「彼らの愛は、私とワイアットに受け継がれています。それがとても嬉しい。私たちの家族、新しい命と新しい愛はこれからも続いていきます」

クーパー氏が「公言していなかった」と説明するサプライズニュースは、多くの人たちに喜びを持って受け止められた。

クーパー氏のInstagramには「おめでとう」「あなたはきっと素晴らしい父親になりますね!」といった祝福のコメントが多数並んでいる。

なんとなく受け入れてきた日常の中のできごと。本当はモヤモヤ、イライラしている…ということはありませんか?「お盆にパートナーの実家に帰る?帰らない?」「満員電車に乗ってまで出社する必要って?」「東京に住み続ける意味あるのかな?」今日の小さな気づきから、新しい明日が生まれるはず。日頃思っていたことを「#Rethinkしよう」で声に出してみませんか。