アップル、27日より国内直営店の営業再開。名古屋栄と福岡から、予約推奨

入店時の検温や人数制限、距離の確保、マスク着用など、さまざまな対策を講じたうえでの営業です。
Engadget 日本版
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各地で緊急事態宣言の解除が続くなか、アップルが休業していた国内の直営店を段階的に再開することを発表しました。

まず営業を開催するのは、緊急事態宣言が解除済みの Apple名古屋栄とApple福岡。5月27日水曜日の12時に開店します。当初の営業時間は12時から20時まで

何ごともなかったように再開するわけではなく、入店時の検温や人数制限、距離の確保、マスク着用など、さまざまな対策を講じたうえでの営業です。

特に入店できる人数を制限しての再開となることから、事前に予約しての来店が推奨です。予約なしで訪れた場合、店内の状況によってはすぐに入店できず待つ可能性があります。

アップルが公開した「Apple Storeの営業再開に向けた方針」によれば、ストア内ではスタッフ全員がマスクを着用するほか、来店者にも着用を求め、持参していない場合にはアップルが手渡します。入り口では来店者の検温、体調に関する質問なども実施します。

そのほかアップル側の対策は、展示品を含め「あらゆる表面」や人の行き来の多い場所を、一日を通して従来以上に清掃するなど。

緊急事態宣言の解除と「自粛要請」の停止が進む一方、すぐにコロナ前の生活が戻るわけではなく、あらゆるビジネスが業態に応じた新しい営業形態、いわゆる「ニューノーマル」を模索し実施してゆかなければならない状況です。

すべての小売店がアップルほどの体制で臨めるかはまた別の話として、全世界の小売店自体を「最大のアップル製品」と称して率先して新しい流れを作り、他社が追従するアップルだけに、コロナ後のビジネスのありかた、取り組みがどうなるかも引き続き注目です。

かつて iPodで敢えて目立たせる白いイヤホンケーブルを、AirPodsでは耳から伸びるワイヤレスイヤホンを、当初の好奇の目からいつの間にかファッションアイコンに、さらには誰も注目しない普通にしてしまったアップルだけに、全力を出せば「マスクよりフェイスシールドで歩くのが意識高い」くらいはやってくれるかもしれません。

追記: 営業開催にあたって、アップルの公式なステートメントはこちら。

「この度、日本にある直営店の一部で今週水曜日より営業再開し、再びお客様をお迎えできるのを大変うれしく思っています。お客様にお会いしたい一心でしたが、ようやくまたサポートさせていただけるのを楽しみにしています。」

多くの方々が在宅勤務やリモート学習される中で、弊社製品の新規ご購入から、ご利用中の製品に関するお手伝いまで、お客さまが必要としているサービスとサポートを提供できるのを心待ちにしています。

今回営業を再開する店舗では、お客さまとスタッフの健康を守るため、検温、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの装着など、安全面におけるさまざまに大切な措置を講じます。

ソーシャルディスタンスの確保では、同時に入店するお客さまの人数を制限させていただきますので、予約なしで来店されたお客様には入店までお待たせする場合もございます。この他の購入方法のご案内、直営店での新たなガイドラインや営業時間につきましては apple.com/jp/retail をご覧ください。

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