iPhone SE、第2世代は4.5万円から。Appleが正式発表、17日から予約受付開始

iPhone SE2(仮)として、その登場がかなり長いこと噂されておりましたエントリークラスのiPhoneが、4月16日ついにAppleより発表されました。
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iPhone SE2(仮)として、その登場がかなり長いこと噂されておりましたエントリークラスのiPhoneが、4月16日ついにAppleより発表されました。名称はシンプルに「iPhone SE」ですが、第2世代として語り継がれていくことでしょう。本体カラーはホワイト、ブラック、(Product)REDの3色。内蔵ストレージのバリエーションは時代に合わせ64GB、128GB、256GBとなっています。

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▲ブラック

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▲ホワイト(ベゼル部分は3モデルともブラックとなっています)

前モデルとなる2016年発売のiPhone SEは、iPhone 5(2012年発売)、5s(翌2013年)から続く4インチ液晶+ホームボタン筐体で、リテールでの取り扱いは2018年に終了していますが、MVNOなどによる再販が度々行なわれ、小型iPhoneを求める層にとって息の長い人気端末となりました。

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▲iPhone SE 第1世代(2016年発売)

今回のSEは2014年発表のiPhone 6から続く4.7インチ液晶+ホームボタン筐体がベースとなっています。2015年のiPhone 6sで完成度を増し、2016年の7でFeliCa搭載、翌2017年のiPhone 8では防水+Qiなど着実に進化してきました。iPhone 8をベースにどういった「さらなるパワーアップ」がなされたのかがポイントです。

A13 Bionic搭載でカメラがパワーアップ

iPhone SE 第2世代は、iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicを搭載し、A9搭載の第1世代より2.4倍(描画性能は4倍)高速に、販売が継続されるiPhone XRよりも高い処理能力を有します。

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処理速度が向上したことにより、カメラ機能がパワーアップしています。ハードウェア的にはiPhone 8と同じシングルカメラですが、Focus Pixelsを使用したポートレート撮影が可能に(人物のみ)、また、動画は60fpsの4K撮影に対応しました。さらにフロントカメラの動画撮影時に手ブレ補正が働くようになっています。

iPhone 8から引き続きFeliCaによるモバイル決済やQiによるワイヤレス充電にも対応。6sから搭載されていた3D touchは11シリーズ同様、感圧式のものに変更されています。筐体は、ほぼiPhone 8と同じでケースなども流用可能。iPhone 7以降非搭載となっているイヤホンジャックはありません。ほか、eSIM搭載やWi-Fi 6対応など最新ハイエンドと張り合えるうれしい強化ポイントも。

気になる価格・発売日は?

iPhone SE 第2世代は4月17日に予約受付開始、24日に販売開始予定です。価格は64GBモデルが4万4800円、128GBモデルが4万9800円、256GBモデルが6万800円となっています(いずれも税別)。ケースはiPhone 8と共用ですが新色も追加され、レザーケースが5800円、シリコンケースが3800円です(税別)。

iPhone SEは修理対応やリファービッシュ品の流通などエコモデルをより重視したシリーズ。全世界で億単位となるiPhoneの流通やサポートを柔軟に行なえるようにすることでシェア拡大に拍車をかける戦略的位置づけのエントリー機です。それでいてユーザー・エクスペリエンスに対し決して妥協を許さない、Appleらしい洗練された印象を受けました。

2020年4月16日Engadget 日本版「iPhone SE 第2世代 Appleが正式発表 A13 Bionic搭載で4.5万円から」より転載

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