政治
2019年06月11日 13時13分 JST

「老後2000万円」の報告書⇒麻生氏は「受理しない」

「政府の政策スタンスとも異なる。」と述べたという。

朝日新聞社
麻生太郎氏

「老後2千万円」報告書撤回へ 麻生氏「受理しない」

 老後の生活費が年金以外に30年間で約2千万円必要だと記した金融庁の報告書について、麻生太郎財務相兼金融担当相は11日の閣議後の記者会見で、「世間に著しい不安を与えている。政府の政策スタンスとも異なる。正式な報告書としては受け取らない」と述べた。報告書は金融庁の金融審議会の総会を経て麻生氏に提出されるものだが、事実上の撤回に追い込まれた。

 報告書内の表現について、麻生氏は「極めて不適切」と述べた。報告書の公表後、野党などから猛反発を招いた上、自民党からも撤回を求められる事態となっていた。

 報告書は、寿命の延びに合わせて、蓄えである「資産寿命」を延ばそうと呼びかける内容。年金暮らしの無職の高齢夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)では生活費が平均月約5万円足りないとし、「毎月の赤字額は約5万円」などと表現。20~30年生きれば、1300万~2千万円が必要と分析した。(岩沢志気)

(朝日新聞デジタル 2019年06月11日 12時48分)

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