中国ネットユーザー「パンダに素手で触れた」としてBLACKPINKを猛非難

防弾少年団(BTS)なども非難されていた。
BLACKPINKメンバー
BLACKPINKメンバー
Jordan Strauss/Invision/AP

中国ネットユーザーが、K-POPグループ防弾少年団(BTS)らに続き、今回はBLACKPINKを猛非難している。彼女たちが「手袋をせずにパンダを触った」というのが理由だ。

11月4日、YouTube番組「24/365 with BLACKPINK」の予告映像で、韓国にあるアミューズメントパーク、エバーランドを訪問したBLACKPINKメンバーの姿が映し出された。その映像でBLACKPINKのメンバーは、赤ちゃんパンダのプバオに会い、幸せな時間を満喫していた。

しかし、この映像を見た中国ネットユーザーは、「なぜ手袋を着用せずに、中国の国宝であるパンダを触ることができるのか」と抗議した。5日の夜、中国の最大ポータルサイトBaiduの検索トレンドには「BLACKPINK手袋未着用パンダ接触」が入るなど、批判の世論が沸き立った。

BLACKPINKのメンバーがパンダに触れるシーン(この予告は現在は削除されている)
BLACKPINKのメンバーがパンダに触れるシーン(この予告は現在は削除されている)
BLACKPINK公式YouTube『24/365 WITH BLACKPINK』

あるネットユーザーは、「BLACKPINKがタブーを犯した」とし、「パンダは全世界に中国が貸し出し、みな中国の国宝だ。規定を破るなら、私たちは国宝の回収だけでなく、損害賠償を請求する権利もある」と謝罪を求めた。

これに対し、11月7日、BLACKPINK側はYouTubeで公式コメントを発表した。

それによると「7日にアップロード予定だったBLACKPINK - 『24/365 with BLACKPINK』Last Episodeの映像は留保することにした」とコメントした一方で、BLACKPINKの飼育士体験は、専門の獣医と飼育士が参加し、徹底した防疫管理と衛生規則を守りながら行われた」と述べた。

また、手袋着用については「赤ちゃんパンダに会った際に、メンバーは全員が衛生手袋、マスクと保護服を着用し、シーンの転換時ごとに手、靴の消毒も行われていた」とした。

一方で映像を保留した理由については、「『非専門家が赤ちゃんパンダと密接に接触することは、また別の次元で誤解を招く恐れがある』という、パンダ保全専門家の方々からの勧告と国際協力慣例を尊重し、関連映像の上映は留保することを決定した」と述べた。

最近、韓国アーティストに向けた中国ネットユーザーからの攻撃が続いている。

10月にも、防弾少年団(BTS)が非難にさらされたことがある。韓国とアメリカの関係発展に貢献した人に贈られる「ヴァン・フリート賞」をBTSが受賞した際のスピーチで、中国を無視したというのが理由だ。

BTSは受賞コメントで「今年は朝鮮戦争70周年を迎え、大きな意味をもつ。(韓国と米国の)両国が共に経験した困難の歴史と数多くの犠牲を永遠に記憶する」と述べたのに対して、「中国の犠牲を無視した発言」との批判が起こり「BTSボイコット」が宣言された。

この余波は韓国企業にも広がり、企業は中国国内のBTSの広告を削除する対応を行った。

また、歌手のイ・ヒョリがMBCのバラエティ番組「遊ぶなら何する」の撮影中、自身の仮のキャラクターの名前を「グローバルに『マオ』にするのはどうか」と発言、これに対しては「毛沢東の名前を侮辱した」との反発が巻き起こった。

一部の中国ネットユーザーが、イ・ヒョリの個人インスタグラムで非難の書き込みを繰り返し、イ・ヒョリはアカウントの削除に追い込まれた。

この記事は、ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。

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