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2019年03月09日 12時19分 JST

EU離脱の協定案、イギリス議会が12日に再び採決へ。「否決されれば何が起きるか...」とメイ首相

否決されれば、13日までに「合意なき離脱」の是非を決める

朝日新聞社
英国のメイ首相=1月、英首相官邸、下司佳代子撮影

英議会、離脱協定案の再採決は12日に 過半数見通せず

 3月末に予定される欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英国政府は7日、離脱条件を定めた協定案の英議会下院での再採決を12日に行うと発表した。メイ首相は8日、英中東部グリムズビーで演説し、「否決されれば何が起きるか、誰にもわからない」と語り、協定案への支持を訴え、EU側にも協定案の修正に応じるよう求めた。

 協定案は1月、歴史的大差で否決された。メイ首相は協定案を修正して再採決に持ち込む考えだったが、EU側は修正を拒否。このままでは協定案に反発する与党・保守党の強硬離脱派や、閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)を説得するのは難しそうだ。メイ氏はグリムズビーでの演説で「議会の懸念を取り除くにはあと一歩だ」と述べた。

 仮に12日の採決で協定案がまた否決された場合、EUとの合意がないまま3月末に離脱する「合意なき離脱」の是非を問う採決を13日までに行う。議会が「合意なき離脱」の回避を求めた場合は、3月に予定される離脱の延期の是非を14日に採決するとしている。(ロンドン=下司佳代子)

(朝日新聞デジタル 2019年03月09日 00時36分)

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