気になるニオイをスマホで測定するデバイス登場。その名もクンクン…

測定結果のデータは、Bluetoothを経由でスマホへ転送され、不快なニオイとされる汗臭、ミドル脂臭、加齢臭の3大体臭成分を10段階で確認可能。ニオイ対策が必要かどうか客観的な判断が可能になる。
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コニカミノルタは、ニオイの評論家である桐村里紗医師と共同で、生活習慣臭啓発プロジェクトを始動すると発表しました。

同社によると、昨今、加齢臭やミドル臭といった言葉が世間に浸透しており、飲み会などのプライベート空間やビジネスシーンにおいて、生活習慣臭に関する悩みを感じている人が増加しているそうです。

生活習慣臭とは、ストレスのかかる仕事や、深夜の飲み会、無理なダイエットなど、精神的負担や生活習慣の乱れによって発生するニオイの総称。この他にも不健康な食生活が続いた時や体調がすぐれない時にも生活習慣臭は発生するそうです。

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生活習慣臭は、上記が原因とされる不快なニオイですが、ついついデオドラントシートや制汗スプレーに頼りがちです。桐村医師は「デオドラントシートや制汗スプレーだけではニオイの発生を抑える根本的な改善に繋がらない」と指摘します。つまり、不規則な食事や睡眠などをやめて、生活習慣を整えることが大事であると言います。

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しかし、自分自身が周囲の人に対してどの程度の匂いを発しているのか、可視化されておらず、生活習慣を根本的に見直すということまで至っていないという課題もあります。

そこでコニカミノルタが開発したニオイ測定デバイス「Kunkun body(クンクン ボディ)」を使い、生活習慣臭をスマホで確認することを促す生活習慣臭啓発プロジェクトを発足。

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本機はコニカミノルタの成長戦略の中核を担う組織「Business Innovation Center」と大阪工業大学が共同開発したニューラルネットワークを用いたAI技術により、予め学習させたニオイの「種類」や「強さ」を測定することが可能です。

また、測定したニオイを100段階で判定し、対策方法をスマホ向け無料アプリ「Kunkun body」で確認できます。

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測定結果のデータはBluetoothを経由でスマホへ転送され、不快なニオイとされる汗臭、ミドル脂臭、加齢臭の3大体臭成分を10段階で確認可能。コニカミノルタは、Kunkun bodyとスマホアプリを使うことで、ニオイ対策が必要かどうか客観的な判断が可能になるとアピールします。


本体はリチウムイオン電池で駆動し、USB Micro Bケーブルで充電して使います。突起部を除くサイズは約108.5×53.5×22.5mm (縦×横×厚み)で、バッテリー含む重量は約100gです。

アプリはiOS 8もしくはAndroid OS 4.3以上を搭載した端末で動作し、Bluetoothは4.0以上をサポートします。Kunkun bodyの価格は税込3万円で、既に公式サイトやAmazonなどで販売されています。

プロジェクトでは、アシックス直営のランニングステーションにKunkun bodyのトライアル機を設置するなど、下記の内容を実施します。

アシックスジャパン:生活習慣臭の根本的な改善策となる運動習慣について、運動に取り組むきっかけと習慣化までのサポート

FiNC Technologies: 女性をターゲットとしてライフスタイルの見直しから生活習慣臭の対策を提案する共同の取り組み

第一三共ヘルスケア : くちのニオイ対策として「ブレスラボ」を活用した生活習慣臭の適切な対策についての取り組み

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