「経済性」と「社会性」。両立させる企業のあり方とは? マザーハウス代表の山口絵理子さんと考える【イベント】

9月24日(月)13:10から東京・イイノホールで開催します。

ハフポスト日本版は9月24日、午後1時10分から東京・イイノホールで、マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子さんをお招きしてトークイベント「アタラシイ時間~日本の内と外から見たものづくり~」を実施します。「次世代への約束 もっと寛容な社会に」をテーマにしたフォーラム「朝日地球会議2018」内で開催されるイベントです。参加費は無料。

途上国から世界に通用するブランドをつくる――。そんな思いを込めて、2006年に起業した山口絵理子さん。バングラデシュやネパールなどで、バッグやアクセサリーの生産をし、日本、台湾、香港の36店舗で販売しています。

イベントでは、山口さんが10年以上ビジネスを続けてこられた秘訣や、「経済性」と「社会性」を両立させる企業のあり方について語ってもらいます。ハフポスト日本版の竹下隆一郎編集長が司会をつとめ、会場からもどんどん質問を受け付けます。講演を聞く時間ではなく、参加している人全員で「会話」をする時間にしたいと思います。

山口さんは、途上国でデザインや生産に携わる人たちを「安価な労働力」とは捉えません。伝統工芸の技術を持っているプロの職人として接しています。

仕事に厳しい注文をつけ、時間をかけてデザインを極める。職人たち自身も「いいものをつくろう」というプライドが芽生えてくる。

山口さんの著書『輝ける場所を探して 裸でも生きる3』の中に、こうした途上国の人たちとの関わりの中で得られた「気づき」を、次のように綴っています。

自分自身の夢を追いかける過程で、誰かの夢が実現できることは、自分自身の夢の実現よりも、遥かに大きい喜びを与えてくれることを知った。

地球規模の課題も、日常の悩みも、いろいろなチャレンジと向き合っている私たち。トークイベントを通して、仕事や生きることの意味を考えていけたら、と思います。

イベントのご案内

「アタラシイ時間~日本の内と外から見たものづくり~」

・会期・会場:9月24日(月)イイノホール 13:10〜 東京都千代田区内幸町2−1−1飯野ビルディング4階 地下鉄・霞ヶ関駅直結

・参加料:無料(下記の申込方法にならって、事前申込をしてください)

・申込方法:

1. こちらのお申し込みページをクリックすると、「朝日地球会議」のウェブサイトに飛びます。右上の赤いバナー「お申込みはこちら」に進んでください。

2. 希望セッション「9月24日(月)イイノホール(2) 1-A-2 (13:10~14:30 ルームA)・ハフポスト企画「アタラシイ時間」を選んで、必要情報をご記入の上お申し込みください。

・締切 9月5日(水)です。応募多数の場合は抽選となります。

登壇者プロフィール

山口絵理子(やまぐち・えりこ)

株式会社マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナー。

1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ワシントンの国際機関でのインターンを経てバングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程入学。現地での2年間の滞在中、日本大手商社のダッカ事務所にて研修生をつとめながら夜間の大学院に通う。2年後帰国し「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして株式会社マザーハウスを設立。

現在バングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インドの自社工場・提携工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリー、シャツのデザイン・生産を行う。日本国内29店舗、そして台湾6店舗、香港1店舗で販売を展開(2018年6月時点)。

Young Global Leader (YGL) 2008選出。ハーバードビジネススクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。

竹下隆一郎(たけした・りゅういちろう)

ハフポスト日本版編集長。

慶應義塾大学法学部卒。2002年朝日新聞社入社。経済部記者や新規事業開発を担う「メディアラボ」を経て、2014年~2015年スタンフォード大学客員研究員。2016年5月から現職。

ものづくりを通じて、輝ける生き方を見つける「アタラシイ時間」。

ハフポスト日本版は5周年を迎えました。この5年間で、日本では「働きかた」や「ライフスタイル」の改革が進みました。

人生を豊かにするため、仕事やそのほかの時間をどう使っていくかーー。ハフポスト日本版は「アタラシイ時間」というシリーズでみなさんと一緒に考えていきたいとおもいます。

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