名探偵コナン 「平成」から「令和のシャーロック•ホームズに」と宣言

劇場版最新作『名探偵コナン 紺青の拳』は、平成と令和をまたいで上映されるという。
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映画公式サイトより
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名探偵コナン 「平成」改め「令和のシャーロック・ホームズになる」

毎年恒例、劇場版最新作『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(4月12日公開)の完成披露試写会が2日、都内で開催され、主人公の江戸川コナンは、観客の前で「平成」改め「令和のシャーロック・ホームズになります」と高らかに宣言した。


上映前の舞台あいさつに、コナンのほか、レギュラー声優の高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、山口勝平(怪盗キッド役)、そして本作のキーパーソン、レオン・ロー役の山崎育三郎、レオンの秘書レイチェル・チェオング役の河北麻友子が登壇。

平成9年(1997年)に1作目が公開されてから本作で23作目。「平成のシャーロック・ホームズになる」とうたってきたコナンこと工藤新一だったが、本作が平成と新元号の令和をまたいで上映されることから、「令和のシャーロック・ホームズ」と言い改めたのだった。

改元の話題では、名前に「令和」の「和」が入っている山崎和佳奈は「(日本文学研究者の)ロバート・キャンベルさんが『令和』を『和せしむ』と、平和になるように努力していこうという意味に解釈されていたのを聞いて、元号が変わっても(『名探偵コナン』が)そういうメッセージを伝えられる作品であってほしいな」と願うと、客席からも大きな拍手が沸き起こった。

昨年の『ゼロの執行人』は劇場版シリーズ過去最高の興行収入91.8億円を記録し、今年も大きな注目を集める本作。高山は「とにかく1回でも多く皆さんに観ていただくために頑張ってPRしたい」と貪欲。本作は、シンガポールが舞台になっていることから「今回、字幕が多いです。会話は英語です。海外ものをみているような錯覚に陥る雰囲気、異国情緒あふれるいままでにない『名探偵コナン』になっています。行ったことがないのに行った気になります」とアピールした。

物語は、19世紀末に海賊船とともにシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”をめぐって、さまざまな野望、欲望が渦巻く事件にコナンや蘭、小五郎、怪盗キッド、京極真、鈴木園子らが巻き込まれる。

シンガポールで名探偵と呼ばれるレオンを演じた山崎育三郎は「僕にとって大きなチャレンジ、芝居の半分が英語という、英語の芝居も初チャレンジ、全力で挑みました」とアピール。米ニューヨーク育ちの河北から「すばらしかった」とお墨付きをもらうと、ホッとした表情を見せいてた。

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